すでに12月16日のミラノ・スカラ座での歌劇「ドン・ジョヴァンニ」を観劇するために、航空券は購入済み、ミラノ市内のスカラ座近くのホテルも確定予約済みという状況の中で、肝心のチケットを入手しなければならない。
その作戦をいらいらしながら実行している。
(左:子供のころのモーツアルトの肖像画)
すでに12月16日のミラノ・スカラ座での歌劇「ドン・ジョヴァンニ」を観劇するために、航空券は購入済み、ミラノ市内のスカラ座近くのホテルも確定予約済みという状況の中で、肝心のチケットを入手しなければならない。
その作戦をいらいらしながら実行している。
(左:子供のころのモーツアルトの肖像画)
まず正面からの正規のチケット購入は、スカラ座で売り切れというのでこの方法はダメ。
次に、スカラ座が公認している正規のチケット代理店への攻略を行った。
11月7日に代理店が公表しているメールアドレスへ、わたしが切々たるチケット購入したい旨の英文による照会状を4社に送った。
その回答は、下記の通りで手配できないという内容だった。
A社の回答は、プレミアの場合最高で2400ユーロという相場を言ってきている。
これは正規チケットのおよそ13倍もの高い値段の提示だった。
A社の回答
Hello,
we're afraid but the Don Giovanni tickets for those dates are already sold out.
There are still some seats for the following days
december 7th
january 4th
january 12th
The seats left are few, and given the high prices ( up to 2,400 euros) we redirect you to the la scala booking page, which will be easier for the overseas payment options:
http://www.leonidaniele.it/teatri/sell_home_pages/153_eng.php?ocode=153
Enjoy the opera!
Regards,
Casa del Disco
B社の回答
hello
i'm sorry but there's non availability for Don Giovanni on 16th of december.
best regards
C社の回答
Really sorry, here is the library of the museum. Only suggestion I can giove is to try again at the web site.
Best regards
また我が家からチケット購入したい旨の電話を代理店3社へ英語で行った。
反応は代理店の電話応対者が全く英語を解せず、電話を切られるばかりだった。
また自動応答システムが働き、イタリア語で多分「オペラチケット購入者は1番を、バレーチケット購入者は2番を、コンサートチケット購入者は3番を、その他は4番を押してください・・・」というようなメッセージが繰り返し流れていて、イタリア語を理解できないわたしは、黙って電話を切るしかなかった。
次に航空券を購入した日本の旅行代理店には、海外の音楽関係の情報やチケット購入をする窓口があるので、そこに依頼をした。
旅行代理店の音楽関係者は、『プレミアチケットを現地に手配するので、正規の現地でのチケット代金の概ね4倍の日本円を送金してほしい。入金を確認してから、現地に手配するので待っていてほしい』というので、銀行のインターネット送金システムを使って依頼をしたが、今日現在、回答がない。
あせったわたしは、インターネットでイタリア専門の旅行代理店やイタリアの諸チケット斡旋業者にメールで依頼をした。
そのうちの1社はミラノにある日本人が経営する会社で、即回答が来た。
ガレリア席なら、即購入が可能という。そこでわたしはそこを押さえておいてもらい、プレミアの高価格を承知でステージ正面の平床席(ファーストシート)を探すように依頼している。
もう1社からも5日遅れでプレミアチケットの購入見込みが立ったという連絡が入ったが、すでにミラノの会社と具体的な商談を進めているので、お断りした。
ことほど左様に数少ないスカラ座のわずかな席を、日本から個人が入手するというのは難しいことだ。
一説によれば今回のように有名なオペラ歌手と指揮者が出るチケットは、関係者に事前に多く配られてしまい一般の市場にはなかなか出てこないということを聞く。
またスカラ座のオペラ席を年間契約で購入している個人や企業があり、これも理由の一つ。
そしてスカラ座友の会のような組織があり、この会員たちが一般の公開発売日前に購入してしまうということもあって、日本の田舎の爺が安易に思いつきでのチケット購入はたやすくない。
やまざる
川崎市黒川(当時の住所表示)の農家に生れる。
来世も菩提寺である黒川の西光寺で、永遠の眠りにつく。
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