2011年11月13日

歌劇「ドンジョヴァンニ」…ミラノ・スカラ座

アンナ・ネトレプコx 

イタリアが財政不安でヨーロッパ EU経済圏でギリシャに次いで騒がしい。

政府の債務(借金)が国の国内総生産(GDP)比で120%を超え、ギリシャの162.8%に次いでいて、EU経済圏内で問題になってる。

8日にはベルルスコーニ首相が辞意を表明する事態になった。

ベルルスコーニ氏は、イタリア放送局(RAI)の社長を務めた人で、わたしがドイツ駐在中にイタリアでの重要顧客であるRAIビジネスのキーパーソンとしてよく話題にした人だった。

イタリアと言えば、オペラ


オペラの殿堂“、”オペラの総本山“と呼ばれているミラノ・スカラ座もイタリア政府の多額の援助を受けて、世界中のオペラファンを楽しませている。

国の財政赤字が続けば、いつまでもスカラ座に対する国の援助も難しくなり、規模が縮小され、有名な高額のオペラ歌手の出演が無くなり、公演回数が減り、チケット代金も高額になるのではないかと心配している。


スカラ座1















このブログ管理人の“やまざる”も自身の高齢を考え、一度ミラノのオペラ座でモーツアルトのオペラを 有名なオペラ歌手による公演を見たいという願望が募ってきた。

明日の命はだれにもわからない。

思い立って12月のスカラ座のオペラプログラムをインターネットで調べていたら、わたしが最も憧れている女性ソプラノ歌手アンナ・ネトレプコドンナ・アンナ役で出演するモーツアルトの「ドンジョヴァンニ」があることが分かった。

どうしてもこのオペラを見たい!』と、強い願望が湧き上がってきた。

居ても立ってもいられず わたしの頭の中で、夢が膨らみ具体的な計画を10月初めからスタートした。


プログラム ドンジョヴァンニ


































毎年12月7日に始まるスカラ座のシーズンチケットのインターネットでの売り出しは、11月7日9:00(現地時間)ということが分かっていたので、その日を待ってインターネットを開いたところ、信じられない画面にわが目を疑った。

発売してわずかな時間しかたっていないのに、すべての席が売り切れという表示になっているではないか!


最も高額な平土間席から浅敷席、天井桟敷席のすべてが、売り切れという。

かのマリア・カラスの再来とも評され、若さと美貌を兼ね備えたソプラノ歌手「アンナ・ネトレプコ」が、オペラの殿堂 スカラ座でモーツアルトの有名な歌劇「ドンジョヴァンニに出演するというプログラムを、世界中のオペラファンが見逃すはずがない。

スカラ座で彼女が出演する「ドンジョヴァンニ」は、わずか4回のみ。


しかも指揮者は、かの有名なダニエル・バレンボイム
2009年9月のNHKホールでの歌劇「アイーダ」ミラノスカラ座日本公演の時の指揮者でもあった。
また彼は2009年のウイーンでのニューイヤーコンサートを指揮したのが ダニエル・バレンボイム

はるか離れた日本の片田舎・黒川に住む老いた爺やがこのプログラムに関心を持ち、見たいという強い願望を抱いたぐらいだから、広い世界に関心を持つ人は星の数ほどあるに違いない。

世界中からスカラ座の わずか2015席しかないチケットを求めている人がいるのだ。

何としてもチケットを手に入れたいという 「ないものねだり」作戦を即開始した。

            (続く)