2011年10月15日

劇団民藝「カミサマの恋」…紀伊国屋ホール

パンフレット表紙
新宿東口 紀伊国屋ホール劇団民藝「カミサマの恋」が19日(水)まで上演されています。


今回の作品は県立青森中央高校教諭の畑澤 聖悟さんが民藝に初めて書き下ろした作品で、舞台は青森県津軽地方。

主演は青森の弘前で多感な高校時代を過ごした奈良岡朋子さんが民間の祈祷者「カミサマ」役で流暢な津軽弁を話すという作品です。
カミサマとは、青森県津軽地方に存在する民間の祈祷者のこと。
青森といえばイタコが有名ですが、イタコが自身に神霊を下すのに対して、サマ自分の守護神と対話しながら相談者にアドバイスを与え、人々の心を「癒し」に導いていきます。


まだそこここに雪の残る津軽。

"カミサマ"遠藤道子のもとへは嫁姑問題、息子の受験、息子の結婚相手探しなどなど何かしら家庭の悩みごとを抱えた人びとがひっきりなしに訪れている。

相談者の話を丁寧に聞いてやり、神様の言葉と適切な助言で心をほぐしてゆく道子は、近隣の人びとから信頼を集めている。

そんな道子には息子として育てた銀治郎がいる。

何年も連絡がなかった銀治郎がある日突然あらわれ、神妙な面持ちで道子に頼みごとを持ちかける。

なにやら隠していることがある様子だ。

そんな銀治郎を見守る道子の目には、むかし事故で死んだ婚約者の姿が重なって見えてくるのだった……


カミサマの恋40





2時間に及ぶ芝居で奈良岡さんが淡々と出ずっぱりでドラマを進めている姿を見て若さを感じました。


(左から飯野 遠、藤巻るも、小嶋佳代子、奈良岡朋子、千葉茂則)







カミサマの恋20


TVやスクリーンで見る芝居と違い、目の前のステージで俳優さんが肉声で演じるのを鑑賞するのは、とても新鮮に感じます。


わたしは体育の日の10日に観劇してきました。


(左から箕浦康子、奈良岡朋子、藤巻るも)




カミサマの恋30






(左から千葉茂則、奈良岡朋子)




脚本家畑澤さん





(作者の畑澤聖悟さんと奈良岡朋子さん、民藝の仲間第635号から転載)





(朝日新聞夕刊 平成23年10月13日 舞台から転載)

 

朝日新聞夕刊評231013