
8日(土)の午後、秋晴れの爽やかな風がそよぐ片平・修廣寺 本堂から朗らかな笑いが絶え間なく流れていました。
今年のわたしの町のすこやか活動の第一陣として、「楽しい話を聞く会」では、昨年に引き続き「落語の会」を修廣寺の本堂をお借りして実施しました。
今年は、春風亭小朝に入門し、若手のホープである真打の『桂 文雀(かつら ぶんじゃく)』師匠と お馴染みの『手打家 二八(てうちや にはち)』さんが出演。
さすがに広い修廣寺の本堂が狭く感じられるほど多くの地域の高齢者の方々(102名もの参加者)が、修廣寺のお釈迦様の前で落語を心から楽しみました。


修廣寺で活躍されている篠笛クラブの皆さんが、生の横笛、鐘の音による出囃子に合わせて演奏する中を落語家が高座に登場し、本格的な寄席の雰囲気を演出していました。

まず手打家 二八さんが、小話をうまくはさみながら、『ゾロゾロ』を一席。
相変わらずのうまい話し方で、落ちを聞いて会場は爆笑に包まれていました。。

朝早くから手打家 二八さんは会場の修廣寺に見えて、竹ぼうきを使って落ち葉を清掃する作務を行っていました。

真打の桂 文雀さんは、落語通もあまり聞く機会がないという『真田 小僧(さなだ こぞう)』と
『小間物屋政談』の二話を 休憩をはさんで聞かせていただきました。

桂 文雀さんの演題は大変珍しく話の展開が読めないので、参加者はしわぶきひとつせず話の展開に耳を澄ませていました。
桂 文雀さんの生演奏による出囃子は、多摩区に9月3日に開館した藤子・F・不二雄ミュージアムにちなみ、ドラえもんの曲で、雰囲気が良くマッチしていました。

落語の合間には、篠笛クラブの皆さんが哀調を帯びたメロディーを吹いてくださいました。

今回の「落語の会」は、地域の18名のボランティアが手弁当で企画から運営まで担当しました。
「わたしの町のすこやか活動」では、来る16日に「五力田・古沢を散策する『みんなで歩こう会』が、
30日には栗木台小学校でおなじみの『演芸会』が企画されています。
すこやか活動は『高齢者の方が家に閉じこもっていないで、積極的に外に出ていただき、健康を維持していただこう』という目的があります。
どうぞお誘いあって、「わたしの町のすこやか活動」に参加してください。
(参考:落語の会のチラシ)
(参考:昨年の落語の会)
「すこやか活動」とは、
「川崎市わたしの町のすこやか活動支援事業」を具現化する地域のボランティア活動・自主的活動。
介護保険の保険福祉事業で、高齢者が積極的に自宅から出て地域で交流し、社会参加をする機会や場が広がることを目指す運動。
小地域からの健康づくり、介護予防、閉じこもり防止を地域ぐるみで進めていくことを目的としています。
Posted by tomato1111 at 00:05│
催し物・子育て・福祉 |
地域の諸団体・グループ