11月11日で、東日本を襲った1000年に一度といわれる大地震から8か月が過ぎた。
被災者は未だに精神的にも物質的にも受けた傷から癒されずに、苦しい、先の見えない日々を過ごしている。
9月11日付日本経済新聞朝刊で、「規模の笑顔 力に変えて」というタイトルでレンズが追い続けた被災地の半年間をまとめた写真が掲載された。
その中で、『家は流されたけど、この町が好き』と幼い姉妹が竹籠を背負い、高台のお年寄りに弁当を届けている』という写真があり、わたしはその写真にくぎ付けになった。
この少女たちの純粋な奉仕の心に、胸を打たれたのだ。