☆--------------------------冬と夜と陰雨--------------------------
「陰雨」とは、しとしとと降り続く雨のことです。
ほとんどの人が、農作業にかかわっていた昔……。
一年の作業を終えて、春を待つ冬は、年の余。
一日、暮れるまで働いて、家で過ごす夜は、日の余。
陰雨に降りこめられて、何も作業ができないひとときは、時の余……。
☆--------------------------冬と夜と陰雨--------------------------
「陰雨」とは、しとしとと降り続く雨のことです。
ほとんどの人が、農作業にかかわっていた昔……。
一年の作業を終えて、春を待つ冬は、年の余。
一日、暮れるまで働いて、家で過ごす夜は、日の余。
陰雨に降りこめられて、何も作業ができないひとときは、時の余……。
「三余の学」といえば、こういった時間に、本を読んで、勉強することです。
つまり、ゆったりとした気持ちで、何かに打ち込める時間が、『三余』といえるでしょう。
冬といえども、夜といえども、雨降りといえども、普段と同じように過ごしている人の方が、多いのかもしれません。
でも、『三余』が、家中で、ゆっくりするのに適した時間だということに、変わりはないでしょう。
寒い冬、暗い夜、鬱陶(うっとう)しい雨……。
気の持ちようによっては、いやな時間になってしまいそうなひとときです。
それを、昔の人は、神様がくれた、特別な時間のように思って、
有意義に過ごしていたのですね。
『センスを磨き、幸せを呼ぶ〜夢の言の葉〜』より
夢子 こと 山下 景子作
やまざる
川崎市黒川(当時の住所表示)の農家に生れる。
来世も菩提寺である黒川の西光寺で、永遠の眠りにつく。
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