2010年12月29日

今後10年間の大腸がん発生リスクを予測

医師日本人男性の今後10年間における大腸がん発生リスクが簡単なシートに点数を当てはめるだけで求められると 独立行政法人 国立がん研究センター がん予防・検診研究センター予防研究部が発表しました。

データは40~69歳の日本人男性28,000人を追跡調査し予測モデルを構築、その後、18,000人で確認した結果とのこと。(英文で発表した論文 

年齢・肥満度・身体活動・飲酒・喫煙の5つの因子が、がん発生に深くかかわっていると発表しているので、
お心当たりの方(肥満タイプで運動をあまりせず、酒をこよなく愛しタバコがやめられない御仁)は、ご自身の確率を求めて、明日からは生活習慣を変えてください。


5つの危険因子で大腸がんのリスクを予測する

まず、大腸がんを予測するために、この研究の中で、大腸がんの発生と深く関わっている因子を割り出しました。
すると、日本人男性の場合、年齢、肥満度、身体活動、飲酒、喫煙の5つの因子が重要であることがわかりました。
いずれも、国際的にも大腸がんの発生リスクとの関連が明らかになっているものです。
 

簡便なツール:スコアシートの開発
大腸がんシート
















 

·        
ステップ1:点数の当てはめ

先の表で示された5つの危険因子(年齢、BMI、身体活動、飲酒習慣、喫煙習慣)についてカテゴリーごとに点数が割り振られています。それぞれの項目について該当する点数を求めます。
 

·         ステップ2:点数の合計
ステップ1で求められた5つの点数を合計します。
 

·         ステップ3:10年間で大腸がんを発症する確率
合計点数ごとに本研究で求められた確率が割り当てられます。

BMI指数(ボティマス指数)の求め方 BMI指数=体重(kg) ÷ {身長(m) X 身長(m)}


たとえば、年齢50才、BMI 23、身体活動 25、飲酒量300g未満/週、現在喫煙習慣ありの人の場合、スコアシートにより計算すると、
スコアの合計=年齢50才(3)+BMI 23(0)+身体活動 25(-1)+飲酒量300g未満/週(1)+現在喫煙習慣あり(1)
=3+0+(-1)+1+1
=4
したがって、10年間における大腸がんの発生確率は1.3%と計算されました。


たとえばこの例の50才の男性が年齢以外の4つの因子すべてが最もリスクの低い状態だった場合の大腸がんの発生確率はどのくらいと算出されるでしょうか。
スコアの合計=年齢50才(3)+BMI 23(0)+身体活動 25(-1)+飲酒習慣・なしまたは時々(0)+喫煙習慣なし(0)
=3+0+(-1)+0+0
=2
つまり、10年間における大腸がんの発生確率は0.7 % となります。


逆に、4つの因子がすべて最もリスクの高い状態だった場合はどうでしょう。
スコアの合計=年齢50才(3)+BMI 25以上(1)+身体活動 24.7未満(0)+飲酒量300g以上/週(2)+喫煙習慣あり(1)
=3+1+0+2+1
=7
つまり、10年間における大腸がんの発生確率は3.3 % となります。

このように、同じ年齢であっても生活習慣によって、10年間で大腸がんになる確率に差が生じます。

(出典:独立行政法人 国立がん研究センター がん予防・検診研究センター予防研究部

    男性が10年間で大腸がんを発生する確率について )

 


Posted by tomato1111 at 00:05