2010年08月12日

劇団民藝 稽古場公演「洗い屋稼業」

洗い屋DSC_8982麻生区黒川にある『劇団民藝』。

創立60周年、稽古場がみどり多い黒川になってから28年を迎えた『劇団民藝』。
地元黒川地区、また近隣にお住まいの方に、身近に『劇団民藝』を知っていただくために始まった夏の稽古場公演。

その夏の稽古場公演第二弾「洗い屋稼業」の初日 8月11日(水)に鑑賞しました。

今回の稽古場公演は、いつもの2階にある広い稽古場でなく、1階にあるフラットな床の こじんまりとした稽古場らしい雰囲気の公演で、親しみを感じるものがありました。

いつものように民芸のファンで満席になった会場で、目の前で展開するお芝居は興味津津。

役者さんの微妙な表情の変化を見逃すこともなく、ストーリーの展開に引き込まれて行きます。


どこの社会にもある仕事への愚痴、仕事に生まれた嫌悪感、そうかといって他に収入を得る道が見つからないいらだちから、同僚につらく当たる先輩社員など 身につまされるストーリー。

 

洗い屋稼業

洗って 洗って また洗う 格差社会の底辺であえぐ男たちの哀しくおかしい物語。

 

とある高級レストランの地下にある皿洗い場。きらびやかな上層階とは裏腹に、汚れっぱなしで陽も当たらぬ穴倉で、際限もなく送り込まれてくる汚れた皿を洗う三人の男達。
中間管理職気取りで「我々洗い屋は誇りを持ってレストラン経営の黒子役に徹しなければならない」と同僚を叱咤する万年皿洗い。
寄る年波で他に職もなく、必死でこの仕事にしがみつこうとするが、あえなくリストラされてしまう喘息病みの老人。
マネーゲームの世界で大儲けし、一時は上のレストランで羽振りをきかせていたものの、今は尾羽うち枯らして皿洗い見習いを志願する「新人」。
そんな男達が鬱々と繰り出す愚痴には寸鉄人を刺すものがあり、同時に外界の格差社会をくっきりと映し出している。

(公演予定時間:1時間45分)

 


8月25日(水)まで毎日公演があります。

稽古場ですので席に限りがあります。

ご希望の日の予約を今すぐ行って、今年の夏休みを有意義に過ごしましょう。


電話予約受付中!

     入場料(自由席・消費税込)

        一般2,000円/学生1,000 

     お申し込み・お問い合わせ

        劇団民藝 0449877711(月〜土 10時〜18時)
     公演のパンフレットは、ここをクリックしてください。


洗い屋DSC_8814




 

(写真:左から小杉勇二・里居正美・水谷貞雄、劇団民芸提供)








劇団民藝は1950年4月に創立。築地小劇場いらい新劇の歴史を歩んできた滝沢 修、宇野重吉、北林谷栄らによって発足。
多くの人々の生きてゆく喜びとはげましになるような、民衆に根ざした演劇芸術をつくりだそうと活動をつづけています。
1988年に創立者の宇野重吉が 2000年には滝沢修が 2010年には北林 谷栄が故人となりました。

現在は大滝秀治、奈良岡朋子、梅野泰靖、内藤安彦、水谷貞雄、鈴木智、伊藤孝雄、久保まづるか、樫山文枝、日色ともゑ、箕浦康子、津田京子など約 180名が活躍。

東京公演は年間5作品をラインナップし、全国各地で年間250回前後の公演を重ねています。

 

その劇団民藝の拠点が、わたし達の街 黒川にあるのです。