2010年07月12日

美味なる自家製精進揚げ

料理11日(日)は、梅雨のすっきりしない雨もよいの日。

選挙は事前投票を済ましているので、家でポケッとしていた。

夕食は久し振りに、自分が作った野菜だけの精進揚を作った。

自家製材料は、畑から調達したばかりのカボチャ、茄子、玉ねぎ、インゲンなり。

昔は天婦羅油も、粉も自家製だったが、今はスーパーで調達。

便利なもので市販の天ぷら粉を指示通りの分量に水を混ぜて作ると、不思議なことにカラッと揚がる。


野菜材料は適当な分量を、適当に切って、天ぷら粉にくぐらしておく。

温度を一定に保つIHコンロに載せた天婦羅なべで素早く揚げる。

粉に卵や塩などの調味料は一切入れず、野菜の味だけで天婦羅を仕上げる。

食べるときは塩や醤油を使うと野菜の味が分らなくなるので、そのまま戴く。


これが実に美味い!

何しろ「ぐうたら百姓」のわたしが黒川の畑で、黒川の自然に育てられた採りたての野菜を、精魂こめて天婦羅に仕上げるのだから、まずいはずがない。

先祖に感謝するため神棚と仏檀に差し上げて、共に収穫の喜びを分かち合った。

難点を言えば、日本料理の原点である見た目の美しさが無く、仕上げが武骨であることと、彩りが地味であでやかさが無いこと。

冷蔵庫には赤い人参もあったが、購入品だったので使用をやめたのだ。

料理はものつくりであり、創意工夫を生かすことができるので楽しくてやめられない。