2010年05月24日

順調な業績推移…セレサモス

出荷者大会220518 (2)
平成21年度「セレサモス出荷者大会」が、5月18日にセレサモスで行われた。

川崎のチベットと揶揄された純農村を抱える黒川地区に、川崎で唯一の農協組織「JAセレサ川崎」が川崎市内で最大の大型農産物直売所(ファーマーズマーケット)セレサモスを開設してからこの4月で満二年目を迎えた。

平成21年度が締まったのと新しい平成22年度を迎えたのに伴いセレサモスへ農産物を出荷している出荷登録者が一堂に集まった出荷者大会が開かれた。


農協が発表した資料によれば、
平成21年度の年間売り上げ目標だった4億3000万円は去る1月31日に達成し、3月31日には年間売り上げが5億円と言う記念すべき数字を達成した。(年間売上目標達成率は117%)


また平成21年度のレジを通過した総販売数量は、249万個だった。

売上げの品目別割合は、野菜類が58%、次いで加工品が14%と続き果樹、花卉・植木、米穀類、仕入品、畜産物だった。


出荷者大会220518挨拶に立ったJAセレサ川崎の高桑組合長は「神奈川県下にある大型農産物直売所のなかでも、このセレサモスの最大の特徴は地場産割合が野菜類売上げを取っても81%を超えていること」と強調されていた。


スーパーなどで売られている野菜類は、生産者から市場を経由するため消費者に届くまでに時間・日数がかかって新鮮さが失われるが、セレサモスの商品は前日もしくは朝に収穫した完熟の品物を出荷しているので新鮮であると同時に、地場の農家が生産し品物に出荷者の名前を明記しているので安心・安全であるのが特徴である。


ちなみに黒川の特産品であるトマトを例にとっても、市場に出荷するときはまだ青さの残るトマトを出荷して店の店頭に並んだときに赤みがつくようにしているが、セレサモスのトマトは農場で赤く熟した食べごろのトマトを収穫・出荷しているので甘さを含めた味の違いが大きく、これは消費者にとっても喜ばれることになる。

 

昨年に引き続き出荷奨励表彰が行われた。

売上上位表彰者10人のなかに黒川の生産者が5人出荷皆勤表彰者10人の中に黒川の生産者が7人と黒川の生産者・出荷者が健闘した。

 

第二部では「農産物直売所は夢がいっぱい」と題した、JA全中 地産地消全国協議会 専任アドヴァイザーの駒谷 行雄氏の講演会が行われた。

(参考: 「セレサモス」ファーマーズマーケット関連記事


Posted by tomato1111 at 00:05