2010年05月22日

「モーツァルト オペラの楽しみ」

モーツアルトオペラ案内
この4月から新百合ヶ丘にあるトウェンティワン 多目的ホールで開催されている「かわさき市民アカデミー」の講座「モーツァルト オペラの楽しみ」を週に一回のペースで受講している。

講師は日本のモーツァルト研究の第一人者である海老澤 敏先生で、市民アカデミーでは最も多くの受講生を集めて、既に5年以上前から講師を務めていらっしゃる名物先生。

わたしは、(1)生誕250年モーツァルトの旅(その1)、(2)モーツァルトの旅あまた(その2)、(3)モーツァルトへの旅 生誕250年を祝う の3講座を平成17年、平成18年に受講した経緯がある。


平成22年度上期の講座の中に、老後の暇つぶしにと関心を持っている歌劇、しかも35歳の若さで亡くなった楽聖モーツァルトの「モーツァルト オペラの楽しみ」があったので無条件で受講を再開した。


モーツァルト画

海老澤先生は80歳にもならんとする御高齢にもかかわらず、講義は受講生のほうに向かって資料を見ることもなく、モーツァルトに関する事柄の年月日、土地名、登場人物、エピソードなどをよどみなく語りかける博識に、ただただ感服することしきり。


今回は、モーツァルトの有名なオペラ「フィガロの結婚」「ドン・ジョバンニ」「コシ・ファン・トゥッテ」「魔笛」「クレータの王イドメネーネ」「後宮からの奪還」…等を取り上げ、名盤と称されるDVD等を鑑賞しながら学習するスタイルなので、肩が凝らない講義であることも嬉しい。
日本のモーツァルト研究第一人者からの肉声による講義を拝聴するのが楽しみだ。

(画像:幼いモーツァルトがマリア・テレジアから贈られた大礼服を着ている絵)
(出典:海老澤 敏著「モーツァルトの名曲」ナツメ社)

かわさき市民アカデミー」は川崎市教育委員会、川崎市生涯学習財団が運営していた川崎市の成人教育事業の一環であったが市の機構改革の一環として事業の殆どが、「NPO法人かわさき市民アカデミー」に移管されている。

<参考>

海老沢 敏(えびさわびん、19311122 - )は、音楽学者。
東京都立石神井高等学校を経て、1955年東京大学文学部美学科卒業。1958年、同大学院修士課程修了。1962年から2年間、フランス政府給費留学生。東大文学部助手、国立音楽大学教授、同学長、学園長を歴任し現在名誉教授。1982年、『ルソーと音楽』でサントリー学芸賞、1987年、『むすんでひらいて考』で芸術選奨文部大臣賞受賞。1989年、ザルツブルク国際モツァルテーウム財団名誉財団員、同財団モーツァルト研究所所員。1991年、NHK放送文化賞受賞、同年、ザルツブルク州黄金勲章、1996年、紫綬褒章受章、2007年文化功労者。その他、オーストリア共和国有功勲章学術・芸術第一等十字章、フランス政府学術功労勲章オフィシエおよび芸術文化勲章オフィシエ受章。新国立劇場オペラ研修所所長、日本モーツァルト研究所所長、日本モーツァルト協会会長、ボローニャ王立音楽アカデミー名誉会員。妻はピアニストの小川京子。