2010年04月09日

花まつり…修廣寺(片平)

お釈迦さま
4月8日は お釈迦様の誕生日<花まつり>(仏生会(ぶっしょうえ))(灌仏会(かんぶつえ))の日。

麻生区片平にある曹洞宗 夏蒐山(なつかりさん)修廣寺(しゅこうじ)(川崎市麻生区片平2-8-1)へ、花まつりの甘茶かけに行った。


本堂内に いろいろな花で飾りつけられた「花御堂」(はなみどう)が置かれ、真ん中の浴仏盆(よくぶつぼん)(陶器製容器)の中に天と地を指し示す釈迦様が安置されている。
陶器の中には甘茶が満たされており、竹製の小形柄杓(ひしゃく)で、お釈迦様の体にかけ流して清める。本堂内には花まつりの童謡テープが流されている。


甘茶かけ1250


修廣寺の菅原さんに促されて孫とともに本堂内に上がり、神妙に懐かしい甘茶かけを行い子供のころに黒川の西光寺で経験した花まつりを想い出した。


近所の柿生保育園の園児たちが先生に手をひかれて、修廣寺の山門をくぐって花まつりにやってきた。

本堂では住職夫人の菅原さんから、お釈迦様の誕生についてわかりやすい話を聞いて子供達はうなずいていた。




柿生保育園1

今からおよそ2500年前の紀元前463年ごろの4月8日にお生まれになった お釈迦様
生まれてすぐに東西南北に7歩づつ歩かれたこと。
右手で天を、左手で地を指して「天上天下唯我独尊」(てんじょうてんげゆいがどくそん)(「天にも地にもわれひとり尊し」)と言われたこと。
御堂を花で飾る理由、甘茶かけは生れたばかりの釈迦様の体を洗い流すがごとく天から甘い雨が降り注いだということに因んでいることなど。


小さな子供達に仏教のしきたりを経験させることは、日本人としてのメンタリティを育むためにもとても善いことだと思う。

参拝者にはお寺様から一人づつ小さなお土産が渡された。
甘茶のティーバッグ、ゴム風船、キャンディ、花の種、ほとけのさまのおしえ「いのちは未来へ」という本が ありがたいお土産。