
寄生虫博士として名高い東京医科歯科大学名誉教授、人間総合科学大学教授の藤田紘一郎氏の「イキイキ長寿健康法」免疫力を高める生活〜アトピーからガンまで〜」という講演を拝聴する機会があった。
藤田先生は御自身の腸内に15年間6代にわたり条虫(サナダムシ)と共生していたことがあり5代目のサナダムシをきよみちゃんと名付けて愛しんでいたこともある寄生虫学、感染免疫学、熱帯病学の先駆者。
これは 社団法人 神奈川県法人会連合会の役職員研修会が、箱根湯本にある「湯本富士屋ホテル」で開催され その特別講演だった。
最近の病気に「ぜんそく」「アトピー性皮膚炎」「花粉症」等があるが、今から40年前には無かったもの。
ところが わたしたち人間は1万年前と同じような行動をとっており、人間の体質も変わっていないのにこれらのアレルギー病が急増してきた。
その理由を藤田教授は、現代社会が「清潔さ」を追求するあまり、人間の汗や体臭までをも消し去ろうとする現代日本の「キレイ社会」にあると説かれている。
わたしたちの身の回りには多くの抗菌グッズや消臭剤、防腐剤などがあり、そのため寄生虫や各種菌などを撲滅に追い込んだ結果と説明されていた。
ほんの数十年前まで、日本人の半分以上はお腹に寄生虫を“飼って”いた。
ところが戦後の高度経済成長期を経て、生活が豊かに、清潔になるにつれて、寄生虫の感染率は急速に下がっていった。
そうしたら、花粉症やアトピー性皮膚炎などに代表されるアレルギー病が急増した。
体内に寄生虫がいた過去の時代は、そのようなアレルギー病は存在さえしていなかった。
アレルギー疾患は西洋医学では治せず、東洋医学的な発想が必要であり、東洋医学の発想の中心は、「自然治癒力」がポイント。
寄生虫とヒトとの共生、ヒトにとって味方になるバイキンとの共生がカギになる。
行きすぎた抗菌グッズ、石鹸による手の洗いすぎは「ドライスキン」の原因であり、極端ではあるが石鹸で手を洗うのは二日に一度で十分である。
子供達は外で泥んこ遊びをし、落ちた食べ物を拾って食べるくらいの生活が、バイキンや寄生虫との共生で良い。大腸菌は悪物ではない。
最近の大学生の中には、清潔さを求めるあまり セックスは不潔なのでしないと考える者が出てきており、 少子化の原因にもなっているのではないかという冗談(?)もあった。
ガンにならないためには、食品添加物が多く含まれる外食は控え、野菜が多く含まれる家庭料理が良い。腸内細菌叢のバランスを保つために、野菜・穀類・豆類、果物などの植物性食品を中心とした「手作り」の食事が大事。
細菌類を殺してしまうような防腐剤入りの食品や抗生物・殺菌剤の混入した食品をとらないことが必要。
そしてNK細胞(ナチュラルキラー細胞)が免疫力を高めるので、日常的に大笑することが有効である。
このためには「生きる力」と「こころ」が大事。
ストレスのある競争社会の中で、「こころ」を平安に保つには、
1. 自然に親しむ
2. 笑って楽しく生活する
3. 運動をする
4. 規則正しい生活をする
5. ポジティブな思考をする
ガンになりやすい人は、
1. 独身者
2. 一人酒をする人
3. 10時間以上寝る人
4. 4時間以上TVを見る人
Posted by tomato1111 at 00:05│
忙中閑