2010年04月16日

絶版「毛沢東語録」

毛沢東
1960年後半から1970年代前半に中国では毛沢東主席文化大革命が吹き荒れていた。

文化大革命は毛沢東が劉少奇からの政権奪還を目的として国防相 林彪(りんぴょう)に与えた指示であり、これに基づいて林彪が主導して開始されたとされている。
その林彪1959年に人民解放軍向けに編集を命じて刊行されたものが毛主席語録(もうしゅせきごろく)

日本では一般に「毛沢東語録」、「毛語録」として知られる。

その中国で発行された「毛沢東語録」をわたしは二冊持っている。
(写真:毛沢東語録の巻頭を飾っている毛沢東の肖像写真)


それも大変希少価値のある「毛沢東語録」である。

何故ならば、毛沢東林彪らを「極右」であると批判し、これを機に毛沢東暗殺を企てるが失敗し(娘が密告したためとの説がある)逃亡。
1971913日、ソ連へ人民解放軍が所有するイギリス製のホーカー・シドレートライデント旅客機で逃亡中にモンゴル人民共和国のヘンティー県イデルメグ村付近で墜落死するという林彪事件が発生。


毛語録1
これを契機に、「毛沢東語録」が全中国で発行停止、市場の語録はすべて回収された。

 

40年近い前に この事件を聞き わたしは即、飯田橋にあった中国書院へ行き、回収される前の「毛沢東語録」を購入したのであった。

中国で発行された中国語版と日本語版の「毛沢東語録」を購入した。

 

その「毛沢東語録」には毛沢東の肖像写真(汚損防止のためのバラフィン紙が前に付いている)

林彪による「毛主席の著作を読み、毛主席の話を聞き、毛主席の指示通りに仕事をしよう」という揮毫(裏面に日本語の訳文がある)がある。
 

失脚した林彪の毛沢東語録を薦める文が記載されているという中国では絶版もの希少価値のある語録で、リビアのカダヒィ語録と共にわたしの宝物の一つだ。


最近の中国では、お土産として復刻版の「毛沢東語録」が売られているということを聞いたことがある。

林彪推薦文

(左は、中国語で林彪の揮毫文)

(下は、日本語版にある林彪揮毫文の翻訳文
林彪 日本語訳












(一部分の出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)


Posted by tomato1111 at 00:05│忙中閑