孫を連れていつもの道を歩いていると、ある農家の納屋にある煙突から煙が出ていた。
ピンときたわたしは、孫を連れてその農家の納屋(なや)に行ってみると、先輩のおじさんが達磨(だるま)ストーブにあたって暖をとっていた。
「おじさん!煙の狼煙(のろし)が上がっていたので寄らせてもらったよ。」と声をかけて納屋に入って行った。
わたしと孫もストーブの傍にある上がりかまちに腰をかけさせてもらい、一緒にストーブにあたらせてもらった。
ストーブは5−60年前の黒川分校で使われていたのと同じ、鋳鉄製の達磨ストーブ。燃料は間伐材。
ストーブの中では間伐材が勢いよく燃えており、ストーブから発散している熱は遠赤外線であるため手や衣服にあたると熱に変換されるので、とても暖かい。
芯から暖まる心地よさで、少し近づくと痛いと感じるほどだ。
ストーブの上に小石の入った鍋を載せ、そこにサツマイモを置くとウマい石焼き芋になる。正月の餅を焼いてもうまい。
我が家もそうであるが、黒川でも土間のある農家、囲炉裏(いろり)のある農家がほとんどなくなってしまい、昔風情がなくなってしまったのが寂しい。


