2009年11月21日

西光寺(川崎) 先住忌法要

西光寺4
黒川(川崎)にある曹洞宗(そうとうしゅう)雲長山(うんちょうざん)西光寺(さいこうじ)先代住職の13回忌法要が、西光寺本堂で20日(金)に厳かに執り行われました。
先代住職は、西光寺第18世泰山善雄大和尚で、命日は平成9年12月13日です。


当日の稱名忌(しょうみょうき)(一般の13回忌法要)には、西光寺に関係がある70寺院もの住職(僧侶)が参列されて執り行われた質素で且つ厳かな法要でした。
数十名もの僧侶が一斉に読経されると、目の前にオペラ劇場のステージが連想され、オペラコーラス隊によるハーモニーのようで心地良く感じられるとともに有り難い気持ちになりました。

   (写真:西光寺山門に設置された巨大な角塔婆)


先住忌法要に引き続き、明21日(土)の「晋山結成(しんざんけっせい)落慶(らっけい)法要」に先立ち、西光寺の本堂で「首座入寺式」「制中配役行茶」「進退習儀」の儀式が、役割分担された70名もの住職さんにより曹洞宗のしきたりに則って執り行われました。


一般檀信徒の法要と異なりお寺様先代住職の法要という一般には経験しえない儀式であり、それにふさわしい法要に檀信徒を代表して列席させていただいた管理人のわたしも、儀式の厳かさに身震いがする心境でした。

 

11月21日(土)は、「晋山結成落慶法要」が執り行われます。

これは現住職の晋山式(現住職が正式に西光寺の住職に就任する式典)と今般無事に竣工した西光寺の開山堂・客殿・庫裡の落慶式です。


数十年に一回行われるかどうかというこの行持(ぎょうじ)に、西光寺開山以来600有余年の歴史の中で初めての稚児行列が計画されています。


敬虔豊かな曹洞宗西光寺檀信徒のお子さん(0歳児から15歳までの男女)50名が古式豊かな稚児衣装に身を包み、西光寺総代 越畑 正氏宅を朝の7時20分に出発して、西光寺の山門までにぎやかな稚児行列が挙行されます。

近隣にお住まいの方は、是非この稚児行列をお見送りいただきたいと思います。