わたしは少量だが、農産物をセレサモスに出荷している。
セレサ川崎の組合員であるわたしは、出荷している農産物すべてに実名が入ったバーコード読み取りの価格シールが張り付けられている。
販売された農産物に生産者の名前が書かれているので、問題が発生した時などはトレーサビリティが行えると同時に、満足いただければ次回の購入時に名前で指名買いしていただけることにもなる。
頭を悩ますのは、農産物の値付けである。
わたしは少量だが、農産物をセレサモスに出荷している。
セレサ川崎の組合員であるわたしは、出荷している農産物すべてに実名が入ったバーコード読み取りの価格シールが張り付けられている。
販売された農産物に生産者の名前が書かれているので、問題が発生した時などはトレーサビリティが行えると同時に、満足いただければ次回の購入時に名前で指名買いしていただけることにもなる。
頭を悩ますのは、農産物の値付けである。
農協ではある程度の指標としての価格を、最近の市場価格を参考に提示するが、最終的には各生産者の考え方に任されているため、価格に大きな幅が生じる場合がある。
価格は一般的に外観・品種・品質・パックされた量などを総合的に勘案して、生産者が決める。
良い品物に安い値が付けられていれば、消費者の目が肥えているので飛ぶように売れて、午前中には売り切れとなる。一方、品物に自信がある農産物に高い値をつけると、やはり売れ行きが良くなく閉店時間の午後6時になっても売れ残り、生産者が引き取らざるを得ない場合も多々ある。
売れ行きは来店客数にも比例する。
天気の良い日は来客が多く、売れ行きも良いが、天候の悪い日・雨の日などはグッと来客が減り、売り上げも落ちる傾向にある。
また土曜日・日曜日・祝日も来客数が多く、売れ行きが良いので出荷する農産物を増やして対応する。
自分が生産した農産物に値付けをする場合、わたしはいつも考えてしまう。
わたしの場合はブルーベリーが多いが、これは主要な野菜ではなく嗜好品的な果物なので、迷うことが多い。
最近の経済状況で限られた家計の中からブルーベリーをお買い求めいただくわけだが、いつも迷っている。食卓に華を添えるちょっぴり贅沢なものとして、お買い求めいただいていると考えているため迷う。
わたしのブルーベリーは、最近の新しい品種が主体なので、粒が比較的大きくかつ甘いのを特徴にしており、生食で一度食べていただければレピーターになっていただけると考えている。
たくさんの生産者のブルーベリーを前にして、消費者は味見ができないのが難である。
意に反したブルーベリーをお買い求めいただき、ブルーベリーの悪い観念を経験させてしまうことを最も恐れている。
値付けを見ていると、他人の価格に惑わされずにいつも高価格で自信を持って維持している人、古い品種を自覚して常時半額程度の価格をつけている人、少量で低価格をつける人、ジャムができるくらいの多量とそれに比例した価格をつける人など様々だ。
セレサモスに出荷されているブルーベリーは生産者が多く、中にはクラシック的なもの(旧世代の品種)を出荷している人も多い。それらは小粒で皮が固く、甘みも少なく酸っぱいもので色も黒ずんでいる古典的なブルーベリーであり、ジャムなどに加工するのには問題がない。
わたしのブルーベリー出荷は、6月中旬から始まり9月1日で終了した。
やまざる
川崎市黒川(当時の住所表示)の農家に生れる。
来世も菩提寺である黒川の西光寺で、永遠の眠りにつく。
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