2009年08月01日

『送り梅雨』(おくりづゆ)

 ☆------------梅雨明けのころになって降る大雨-------------

 

梅雨2

 梅雨入りに先立ってみられる、ぐずついたお天気は、「迎え梅雨」。

 「走り梅雨」ともいいますね。

 梅雨の前触れのように、数日降り続くと、また、やみます。

 そのあと、本格的な梅雨を迎えるというわけですね。

 反対に、梅雨明けのころに降るのが、『送り梅雨』。

 こちらは、大雨や雷雨です。

 あたかも、梅雨を送り出すように降る雨ということでしょう。

 毎年やってくる梅雨。


 人々の心の中にも、送り迎えの意識があったのかもしれません。

 ですが、決まり切ったようにはいかないのが、お天気の常。

 

 送ったつもりが、また、戻ってきて、「返り梅雨」「戻り梅雨」となる

 こともしばしばです。

 

 年によっては、「空梅雨(からつゆ)」になることもあれば、災害を

 もたらすほど激しい「荒梅雨(あらつゆ)」になることもあります。

 そうそう、昔は、ザーッと降ってサッとやむことを繰り返すのが、男梅雨」。

 しとしとと長く降り続く場合は「女梅雨」といったそうです。

 たとえ何梅雨であろうと……。

 

  災害を招くことのないように、願いたいものです。

 

   (引用:『センスを磨き、幸せを呼ぶ〜夢の言の葉〜』

            発行者:夢子 こと 山下 景子