☆--------才能のある女性をほめたたえる語--------
中国、東晋(しん)の名宰相とうたわれた、謝安(しゃあん)。
彼の姪に、謝道オン(しゃどうおん)という女性がいました。
☆--------才能のある女性をほめたたえる語--------
中国、東晋(しん)の名宰相とうたわれた、謝安(しゃあん)。
彼の姪に、謝道オン(しゃどうおん)という女性がいました。
にわかに降り出した雪……。
謝安に、「何に似ているだろうか」といわれて、甥の謝朗(しゃろう)は、
「空中に塩を撒(ま)き散らしたようだ」と答えました。
彼女は、とっさに、風に吹かれて舞い立つ「柳絮(りゅうじょ)」にたとえ、
謝安を感心させたといいます。
「柳絮」とは、柳の花が咲いた後、ふわふわと舞い飛ぶ、白い綿毛のこと。
日本の柳は、ほとんどが雄株なので、あまり目にすることはありませんが、
中国では、春の風物詩だそうです。
この故事から、非凡な才女のことを、『詠雪の才』と呼ぶようになりました。
「柳絮の才」ともいいます。
突然、音もなく舞い落ちてくる雪……。
でも、心の中では、それぞれのメロディーが鳴っているのではないでしょうか。
そんなメロディーを、言葉に置きかえてみませんか。
『詠雪の才』と呼ばれるためではなく、小さな感動を伝える手段として……
やまざる
川崎市黒川(当時の住所表示)の農家に生れる。
来世も菩提寺である黒川の西光寺で、永遠の眠りにつく。
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