わたしは、タケノコご飯が好きだ。
タケノコの調達から食卓に上るまで、その調理のすべてを自分で行う。
家の台所で米糠を使ってタケノコを茹でると周囲が汚れると山の神から叱られるので、畑の小屋にある小さな台所に 大きなつばがついた昔のご飯がまを使って茹でている。じっくりと茹でる。
茹で終わってもそのままにして一晩置き、翌日に米糠まみれのタケノコを洗う。
わたしは、タケノコご飯が好きだ。
タケノコの調達から食卓に上るまで、その調理のすべてを自分で行う。
家の台所で米糠を使ってタケノコを茹でると周囲が汚れると山の神から叱られるので、畑の小屋にある小さな台所に 大きなつばがついた昔のご飯がまを使って茹でている。じっくりと茹でる。
茹で終わってもそのままにして一晩置き、翌日に米糠まみれのタケノコを洗う。
具はタケノコと鶏肉だけを使う。
なべに油をたっぷりと敷き、鶏肉をさっと火を通して取り出す。
そしてタケノコを入れて炒める。醤油、酒、みりん、だし汁を入れ、炒めた鶏肉も入れてタケノコに味が染みるまでよく煮て、具が完成。
ご飯はすし飯の要領でやや水を少なめにして電気がまで炊く。
酢と砂糖を入れた寿司酢をたっぷり用意しておき、ボールに炊けたやや硬めのご飯を入れて、団扇であおぎながら寿司酢を少しずつ入れて、しゃもじでご飯に酢が行き渡るように切る。
そこへ別に用意したタケノコの具を入れてざっくりとかき混ぜて、タケノコご飯の完成。
(一般のレシピでは、ご飯とタケノコを一緒に炊くというのが多いが、わたしはご飯とタケノコの具を別に準備して、後で「五目ご飯」のように混ぜることにしている。)
畑の柿の木の下に毎年生えてくる天然ミツバを数本とってきて、しょうゆ味のあっさりとしたおすましを作り、ご飯に添えると黒川の初夏の味、タケノコご飯が食卓に上る。
タケノコご飯の味が忘れられず、海外赴任のときも中華食材を売る店に行き、中国製のタケノコの水煮缶詰を買ってきて、現地でタケノコご飯を作って食べたほどだ。
息子にもわたしが仏壇に入ったら、今のシーズンにはタケノコご飯を上げるように言ったほどである。
やまざる
川崎市黒川(当時の住所表示)の農家に生れる。
来世も菩提寺である黒川の西光寺で、永遠の眠りにつく。
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