「すべての人が輪に ともに聴きともにうたおう」というキャッチフレーズの第9回ふれあい合唱コンサートが、麻生文化センターで3月17日(火)に開かれた。
これは柿生地区社会福祉協議会・障害者児福祉委員会(久保倉委員長)が主催し、麻生東地区社会福祉協議会・障害者児福祉部が共催で実行し、今年で9回目となる。
『わたし達の柿生地区にお住まいの子どもからお年寄り・障害の有無にかかわらず、どんな方にも音楽を楽しんでいただくとともに、地域の方々の出会いと交流の場作りを目的』として企画されたプログラム。
社会福祉協議会の事業にふさわしく参加者たちは、健常者、体に障害を持たれている方々、車椅子の方々、子育て中の若いお母さんたち、年配の方々などあらゆる年代の方々が集われその数は250名近い。
そして昔懐かしい童謡唱歌をイタリア・ミラノでベルカント唱法を学んだ素晴らしいソプラノの赤岡綾子先生が指導、ピアノは金子典子先生(本居長世氏のお孫さん)により、心の底から合唱して多忙な日常を忘れたひと時を過ごした。
第一部は明治時代の日本童謡の父・童謡作曲家 本居長世(もとおりながよ)が作曲した“青い目の人形”などの曲をメドレーで、大和市から見えた「本居長世をうたう会」のメンバー64名によって美しく合唱された。
本居長世の作曲した童謡には、七つの子、青い目の人形、赤い靴、めえめえ児山羊、汽車ぽっぽなどが有名。
第二部は、赤岡綾子先生の和やかでかつ巧みな話術とやわらかな合唱指導により童謡を参加者全員で歌った。
“春のうた”“めだかの学校”“しゃぼん玉”“富士山”“赤とんぼ”“夏の思い出”“紅葉”“ふるさと”“赤い靴”“七つの子”…。
また「なにか私にできるなら」という曲は、手話ができるボランティアの皆さんがステージ下で手話を交えながらコーラスを行うという試みもあった。
奇しくも柿生地区社会福祉協議会が創立されてから50周年を迎えた今、このふれあいコンサートも社会福祉協議会が主催する事業であり、今後も人から人への助け合いの心で豊かな地域社会の実現を目指して事業の推進が図られることを願う。
童謡唱歌を声を出して歌う機会がなかったわたしは、最初は遠慮しがちで構えていたが、歌が進むうちにいつの間にか声を出していた。
それも胸を張って素直に、自分の青春時代を思い浮かべながら歌っている自分に気がついた。
かって学生時代に仲間と初夏の尾瀬を訪ね、山小屋で楽しいひと時を過ごしたことを思い出しながら、「夏の思い出」などをうたった。
Posted by tomato1111 at 00:05│
催し物・子育て・福祉