雨が降る冬の寒い日は、体が温かい食べ物を求める。
欧州駐在中のレストランや家でよく作り、帰国後も何回か作った「グーラッシュ・スープ」を思い出して、わたしが調理の担当をした。
グーラッシュは、ハンガリーのシチュー料理のことで欧州では一般的な料理であり、いまや世界の料理でもある。ドイツ・オーストリアでもよく食べられていて、これはドイツ料理という人もいるし、インターネットでもドイツ料理として紹介されることもある。しかし日本ではあまり馴染みがない。グーラッシュという発音はドイツ語でありGulaschと書く。
欧州であれば現地の食材を売る店で、クノール製の「グーラッシュ・スープ」の素が売られておりそれを買ってきて、これに牛肉や野菜を加えて煮込めば簡単にできるが、残念ながら日本ではそのような便利なものがない。
<材料>
牛肉(バラ肉・モモ肉・すね肉など)……600g(安価な牛肉でよい)
玉ねぎ……2-3個
ジャガイモ……3−4個
人参……1本
マッシュルーム……4−5個
パプリカまたはピーマン……4−5個
赤ワイン……1−1.5カップ
コンソメスープ……3カップ
ローリエ……2枚
トマトピューレ……200cc
チリパウダー……適宜好み
パプリカ(調味料)……小さじ1−2杯
塩……少々
胡椒……少々
<作り方>(自己流であることをご承知ください)
1. 玉ねぎはみじん切り、ジャガイモ・にんじんは乱切りにする。パプリカ(ピーマン)は適当な大きさに手でちぎる。マッシュルームはイチョウ切りにする。
2. 圧力鍋にサラダ油を大匙2杯入れ熱し、玉ねぎのみじん切りを入れて軽くいためる。
3. 2に大ぶりに切った牛肉を入れ、赤ワイン・コンソメスープ・ローリエを入れて圧力鍋で15分くらい煮る。
4. 3に調味料のトマトピューレ・パプリカ(調味料)と1を入れ、弱火で20分くらい普通に煮る。(圧力鍋機能は使用せず)
5. 最後に味を見て好みにより、塩・胡椒で調味する。これで完成!!
調味料のパプリカの色である深い赤色の牛肉と野菜が豊富なスープで、チリパウダーの辛味もあって体が温まる。
パプリカ(調味料)はオーストリアの友人から、昨年小包で送られてきたものを使用。
スープ皿に盛りつけられた「グーラッシュ・スープ」が、メインディッシュとなりバケットを手でちぎりながら、時にはパンをスープにつけて堪能した。
今回はわたしが食材の調達(ジャガイモ・玉ねぎ・人参は自家製)と調理を担当、娘が味の最終調整、妻がバケット(フランスパン)の調達と役割分担をした。
<補足>最近知ったことだが、無印のお店でレトルト製「グーラッシュ」という名のものが販売されている。
一人用で295円なり。
いつか使ってみたい。
Posted by tomato1111 at 00:05│
男のままごと料理