2009年03月07日

グーラッシュ・スープを作る

アニメ料理中雨が降る冬の寒い日は、体が温かい食べ物を求める。

欧州駐在中のレストランや家でよく作り、帰国後も何回か作った「グーラッシュ・スープ」を思い出して、わたしが調理の担当をした。

グーラッシュは、ハンガリーのシチュー料理のことで欧州では一般的な料理であり、いまや世界の料理でもある。ドイツ・オーストリアでもよく食べられていて、これはドイツ料理という人もいるし、インターネットでもドイツ料理として紹介されることもある。しかし日本ではあまり馴染みがない。グーラッシュという発音はドイツ語でありGulaschと書く。


欧州であれば現地の食材を売る店で、クノール製の「グーラッシュ・スープ」の素が売られておりそれを買ってきて、これに牛肉や野菜を加えて煮込めば簡単にできるが、残念ながら日本ではそのような便利なものがない。

 

<材料>

牛肉(バラ肉・モモ肉・すね肉など)……600g(安価な牛肉でよい)

玉ねぎ……2-3個

ジャガイモ……3−4個

人参……1本

マッシュルーム……4−5個

パプリカまたはピーマン……4−5個

赤ワイン……1−1.5カップ

コンソメスープ……3カップ

ローリエ……2枚

トマトピューレ……200cc

チリパウダー……適宜好み

パプリカ(調味料)……小さじ1−2杯

塩……少々

胡椒……少々

 

<作り方>(自己流であることをご承知ください)

1.   玉ねぎはみじん切り、ジャガイモ・にんじんは乱切りにする。パプリカ(ピーマン)は適当な大きさに手でちぎる。マッシュルームはイチョウ切りにする。

2.   圧力鍋にサラダ油を大匙2杯入れ熱し、玉ねぎのみじん切りを入れて軽くいためる。

3.   2に大ぶりに切った牛肉を入れ、赤ワイン・コンソメスープ・ローリエを入れて圧力鍋で15分くらい煮る。

4.   3に調味料のトマトピューレ・パプリカ(調味料)と1を入れ、弱火で20分くらい普通に煮る。(圧力鍋機能は使用せず)

5.   最後に味を見て好みにより、塩・胡椒で調味する。これで完成!!

 

調味料のパプリカの色である深い赤色の牛肉と野菜が豊富なスープで、チリパウダーの辛味もあって体が温まる。

パプリカ(調味料)はオーストリアの友人から、昨年小包で送られてきたものを使用。

 

スープ皿に盛りつけられた「グーラッシュ・スープ」が、メインディッシュとなりバケットを手でちぎりながら、時にはパンをスープにつけて堪能した。

 

今回はわたしが食材の調達(ジャガイモ・玉ねぎ・人参は自家製)と調理を担当、娘が味の最終調整、妻がバケット(フランスパン)の調達と役割分担をした。

 

グーラッシュ無印

 

 

 

 

 

<補足>最近知ったことだが、無印のお店でレトルト製「グーラッシュ」という名のものが販売されている。

一人用で295円なり。

いつか使ってみたい。