子供のころ小学校の校庭で二列になって手をつなぎ、向かい合って遊んだ「はないちもんめ」と言う遊びの歌詞に秘められていた意味を、最近知った。
遠い昔、路地裏や原っぱで、<あの子がほしい、あの子じゃわからん>と遊んだことがある。子供の遊び、「はないちもんめ」(花一匁)だ。
<勝ってうれしいはないちもんめ、負けてくやしいはないちもんめ>
子供のころ小学校の校庭で二列になって手をつなぎ、向かい合って遊んだ「はないちもんめ」と言う遊びの歌詞に秘められていた意味を、最近知った。
遠い昔、路地裏や原っぱで、<あの子がほしい、あの子じゃわからん>と遊んだことがある。子供の遊び、「はないちもんめ」(花一匁)だ。
<勝ってうれしいはないちもんめ、負けてくやしいはないちもんめ>
その意味とは、
かって口減らしが行われた貧しい農村から子供を買い集めるとき、「花」(女児)一人につき金一匁が支払われた。
中国史家、阿辻哲次さんの「部首のはなし 2」(中公新書)によれば、字面も美しい「花一匁」には哀しい一説があるという。
一匁は3.75グラム、一文銭の重さ(一文の目方=文目)から生まれた単位で、匁という字は「文」と「メ」を組み合わせた形といわれる。
常用漢字の見直しで、191字の追加と五字の削除が決まった。
「匁」も削られる。
「はないちもんめ」で遊ぶ子供を見かけぬようになって、すでに久しい。
漢字表からも消えることで「匁」は記憶の彼方にまた一歩、遠ざかっていくのだろう。
一匁とはどれほどの重さであったかと、小銭入れを探ってみる。
五円玉はぴったり3.75グラム、一匁である。
やまざる
川崎市黒川(当時の住所表示)の農家に生れる。
来世も菩提寺である黒川の西光寺で、永遠の眠りにつく。
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