2009年02月26日

伝統野菜復活へ!

農家わたしの ぐうたら百姓は 案外へそ曲がりである。

百姓をレジャーの一部と見なし、自分なりに昔からある野菜を育ててみたいという考えがある。

野菜作りで生計を立てるという真剣さが全くないぐうたらぶり

あまり人が育てていない希少な野菜に関心がある。


かっては、麻生市民館で希望者に配布していた「万福寺鮮紅大長人参」(一般通称:万福寺人参)の栽培にトライした。

この万福寺人参は鮮やかな赤色で、長さは一メートル前後あり太い箇所では直径四〜五センチメートルと巨大なゴボウのような風貌をもつ。

肉質は柔らかくて甘みのあるおいしいものだが、この栽培には、まず土づくりが必須条件。

畑の土を深さ1m近く掘り返し、土壌の酸性度調整をしなければならず、多大な労力を必要とするため、2年間栽培して今はやめている。

 

また三浦大根などに押されて栽培者が少なくなり、幻の種だった世田谷の「大蔵大根」の種を大手種苗会社で細々と売られていたのを知り取り寄せて栽培している。

この大根は頭から尻尾まで寸胴で、煮物に最適な大根。それ以来大根は、京都の聖護院大根と合わせて必ず栽培している。(今は大蔵大根もメジャーになり、どこでも種が手に入るようになった。)

 

そして黒川の篤農家が大事に育ててきた「岩ちゃん豆」も育てている。

9月に種をまき、初冬の11月に採取する丸い真っ白な豆は、お正月用の煮豆に最適な美しい豆だ。

 

ほかにも黒川の長老たちの意見を拝聴して、ひっそりと育てられている希少種の野菜を発掘して継続していくことも大事だと思う。

 

このような地域に密着した伝統野菜を栽培して、麻生区産伝統野菜として黒川に昨年誕生した大型農産物直売所「セレサモス」で販売したら、差別化が図れるのではないかと考える。

 

日本経済新聞朝刊 2009・1・10に、わが意を得た記事が掲載されていたので、再掲する。

 

伝統野菜210119