2009年01月08日

せいの神建立 黒川

頂上に鎮座する大達磨(S)mはるか昔から連綿と続く黒川地区のお正月の行事「せいの神」。

今年も1月7日(水)に、上(かみ)地区が橋場で、中(なか)地区・下(しも)地区は東(あずま)営農団地でそれぞれ「せいの神」の建立が行われた。

昔から中学2年生の子供が親方になって下級生を組織して、お正月の飾り付けで使用した門松やしめ縄・お飾り・お札等を各家庭を廻って集め、それらを材料にして「せいの神」を建立する。(旧制中学校の最上級生は今の中学2年生に当たるため、今も中学2年生が親方になる。)

昔と比べて黒川地区の子供たちが減少しており、子供たちだけでは難しいので黒川町内会幹部や地元有志の大人たちがスタッフとして協力し建立作業に当たった。

川崎市でも最大級の高さを誇る立派な「せいの神」が、黒川に2基建立された。


上のせいの神

 

上(かみ)地区の「せいの神の雄姿」。(高さは約15m)

 

親方たちとスタッフw350

 

 

 

 

 

作業に当たった5人の子供たち(左上方)と大人のスタッフたち

 

 

 

 

 

 

 

頂上に鎮座する大達磨

 

 

 

 

 

 

頂上に君臨する大達磨

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中・下せいの神とスタッフW300

 

中(なか)・下(しも)地区の「せいの神の雄姿」(高さは約15m)とスタッフたち

 

鳥居とせいの神1 

 

 

 

 

 

「せいの神」の正面に設けられた竹の鳥居お賽銭箱

 

 

 

賑やかな達磨たち

 

 

 

 

 

 

鮮やかな達磨たちが並んだ賑やかな「せいの神

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これらの「せいの神」は、どちらも1月11日(日)午後5時に中学2年生の親方の手により点火される。

黒川地区のお正月の風物詩が、「せいの神」だ。

 

このような「せいの神」を行う広い場所(付近への火災延焼防止可能な土地)と使用する大きな孟宗竹の供給ができ、地域住民の協力が得られる限り、今後も続けて欲しいと考える。

黒川で生まれ育った子供たちに、黒川への帰属意識がこのような伝統行事を通して備わって欲しいと念じる。

 

わたしたちは、「せいの神」ではなく「せえの神」と昔から呼んでいる 

    (参考:せいの神建立風景 平成20年

(20インチのディスプレイに最適な画面レイアウトであり、他のディスプレイではお見苦しいことをお許しください。)