2008年12月24日

プッチーニを楽しむ

トナカイのそり今年はイタリアの作曲家「ジャーコモ・プッチーニ」の生誕150年にあたる。

12月23日(祝)のNHKハイビジョンは朝から夜まで累計11時間「まるごとプッチーニ生誕150年記念、その人と音楽」という特集番組が組まれた。

わたしはすべてを記録すると同時に、夜の第3部を8時から11時10分の最後まで視聴した。

そこでは、歌劇「ジャンニ・スキッキ」(初めて鑑賞)、プッチーニの代表的な作品「ボエーム」(今回の作品は、ドイツが2008年制作した映画仕立ての最新作品)をじっくりと味わった。


特に「ボエーム」の作品は手元に3本所有しており、今回の作品で4本目となる。

本場イタリアのミラノ スカラ座カラヤンが指揮した古典的な作品、アメリカのサンフランシスコ歌劇場での作品、東京オーチャドホールの作品に、今回の作品が加わった。

 

今回の「ボエーム」の最大の関心事は、悲劇のお針娘役をわたしが最も関心を持っているあの「アンナ・ネトレプコ」が演じていること。

古典的なミレッラ・フレーニに勝るとも劣らない素晴らしいソプラノと演技、かの美貌にほれぼれした。

 

プッチーニと言えば、長崎を舞台にした「蝶々夫人(マダムバタフライ)」(初演はミラノ スカラ座で1904年)、2006年のトリノ五輪フィギュアスケートで金メダルを獲得した荒川静香さんが華やかなイナバウアーを披露した時に使われた「トゥーランドット」などが有名。

 

イタリアの歌劇作曲家ではヴェルディが最も有名だがプッチーニも捨てがたいというか、あの抒情的なメロディは聞く人に強烈な印象を残す。

 

100年以上前に作曲された歌劇が、今もなお時代を超越し、世界の隅々まで多くのファンの心をとりこにして新鮮な感激を与え続けているということは素晴らしい。

時代が変わっても、人の心や感受性は変わっていないということなのだと思う。プッチーニ万歳!!

 

(クリスマスにちなんで、スペインの教会の写真:管理人撮影)(クリック拡大可能ですので、雰囲気をお楽しみください。)

ある教会で