☆----田畑が鳥獣に荒らされるのを防ぐために立てた人形----
『案山子(かかし)』の語源は、「嗅(か)がし」だそうです。
☆----田畑が鳥獣に荒らされるのを防ぐために立てた人形----
『案山子(かかし)』の語源は、「嗅(か)がし」だそうです。
ぼろ布や、髪の毛などを焼いて、竹につけ、田畑に置いていたのだとか。
やがて、竹やわらで作った、人形の『案山子』に変わっていきました。
また、古くは、「そおど」「そおず」ともいったようです。
漢字の「案山子」は、中国からきたもの。
「案」は「机」という意味ですから、「案山」は、机のように平たく低い山
のことです。
その「案山」の田んぼ……つまり「山田」に立てた、鳥獣よけの人形の
ことを、「あんざんし」と呼んでいたそうです。
「山田」と『案山子』は、このころからセットになっているいるようですね。
『古事記』にも、「山田のそほど」で、登場します。
実は、この『案山子』は、何もかもお見通しの、久延毘古(くえびこ)と
いう名の神だったということです。
『案山子』のまなざしを意識していたのは、鳥獣より、人の方だったのかも
しれませんね。
黙っていても、何もかもわかってくれる存在を、信じていたということでは
ないでしょうか。
引用:夢子 こと 山下 景子
『センスを磨き、幸せを呼ぶ〜夢の言の葉〜』
やまざる
川崎市黒川(当時の住所表示)の農家に生れる。
来世も菩提寺である黒川の西光寺で、永遠の眠りにつく。
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