☆----物事が行き違って、ちぐはくになったりすること----
昔は、どの町にも、鍛冶屋(かじや)があって、
「トーン、チーン、カーン……」
と、槌(つち)を打つ音が、響いていたそうですね。
『頓珍漢』は、その音からできた言葉です。
まず、師匠が、「トン」。
弟子たちが、続いて、「チン」「カン」……。
決して、音がぴたりとは、重なりません。
☆----物事が行き違って、ちぐはくになったりすること----
昔は、どの町にも、鍛冶屋(かじや)があって、
「トーン、チーン、カーン……」
と、槌(つち)を打つ音が、響いていたそうですね。
『頓珍漢』は、その音からできた言葉です。
まず、師匠が、「トン」。
弟子たちが、続いて、「チン」「カン」……。
決して、音がぴたりとは、重なりません。
そこから、言動に、どこかずれたところがあって、ちぐはぐなことをさす言葉になりました。
それにしても、うまい漢字を当てたものですね。
「頓」からは、「頓狂(とんきょう)」「頓馬(とんま)」を、
「珍」からは、「珍妙」「珍答」を連想します。
そして、「漢」は、「男の人」と言う意味も持っています。
めったに見かけなくなってしまった鍛冶屋ですが、音だけは、今も、暮らしの中に響いているようです。
『頓珍漢』な言動……。
なぜか、不思議と憎めないのは、その背後に、懸命な弟子たちの姿があるからでしょうか。
引用:夢子 こと 山下 景子
『センスを磨き、幸せを呼ぶ〜夢の言の葉〜』 H19.10.18
(今からおよそ50年前、小田急線柿生駅近くに金物屋があって、そこでは室内に炉を切り、農家の使う鎌や鍬を鉄を叩いて造る鍛冶屋も営んでいました。
当時、柿生中学校に通う道筋にあったので、とても懐かしく感じます。
現在では鍛冶屋を止めていますが、金物屋は営まれています。)
やまざる
川崎市黒川(当時の住所表示)の農家に生れる。
来世も菩提寺である黒川の西光寺で、永遠の眠りにつく。
![]() |
このBlogを チェッカーズに追加 |
![]() |
このBlogを リーダーに追加 |