古くは、「ひつち」。
「乾土(干土)」のことです。
ようになりました。
この『稲孫(ひつじ)』のことを、「ひこばえ」ということもあるそうです。
漢字は、禾偏(のぎへん)に、「魯」と書く字を使うのが、一般的なのです
が、インターネットでは表示されない字となっています。
秋の田んぼの表情は、劇的に変わります。
一面に、黄金色の稲穂が揺れていた田んぼ。
稲刈りが終わって、切り株だけになり、土の色が見えている田んぼ。
そのあと、『稲孫』が出て、また、うっすらと、緑の田んぼに変わるのです。
そんな田んぼは、「稲孫田(ひつじだ)」と呼ばれます。
『稲孫』は、放っておくと、再び、穂を出すそうです。
でも、ほとんどは、霜で枯れたり、掘り起こされてしまって、実を結ぶこと
はありません。
それでも、新しい芽を出そうとする稲……。
いのちの根っこは、どこまでも、前向きに生きているのです
引用:夢子 こと 山下 景子
『センスを磨き、幸せを呼ぶ〜夢の言の葉〜』
やまざる
川崎市黒川(当時の住所表示)の農家に生れる。
来世も菩提寺である黒川の西光寺で、永遠の眠りにつく。
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