ウィリアム・シェークスピアの有名な悲劇の古典戯曲」「ロメオとジュリエット」(現代では、「ロミオとジュリエット」と表記する)。
フランスの作曲家シャルル・グノーが作曲した全5幕の歌劇「ロメオとジュリエット」をあのニューヨークメトロポリタン劇場で公演した作品が、NHKハイビジョンで放映されたのを クギヅケで3時間鑑賞した。
ウィリアム・シェークスピアの有名な悲劇の古典戯曲」「ロメオとジュリエット」(現代では、「ロミオとジュリエット」と表記する)。
フランスの作曲家シャルル・グノーが作曲した全5幕の歌劇「ロメオとジュリエット」をあのニューヨークメトロポリタン劇場で公演した作品が、NHKハイビジョンで放映されたのを クギヅケで3時間鑑賞した。
わたしにとって意外な作品だった。
歌劇のオーケストラ指揮をとっていたのが、あの有名なイタリアのテノール歌手「プラシド・ドミンゴ」だったからだ。66歳のドミンゴ。
かっては3大テノール歌手の一人として一世を風靡した、とても人気があるオペラ歌手ドミンゴが、ニューヨークメトロポリタン劇場の管弦楽団の指揮をとっていたことだ。(ルチアーノ・パバロッティ(2007年9月6日、死去。享年71歳)、ホセ・カレーラスとこのプラシド・ドミンゴの3人を3大テノール歌手と呼んでいた。)
またわたしが憧れているロシアの若いソプラノ歌手アンナ・ネトレプコ(Anna Netrebko)(1971年、ロシア南部のクラスノダールに生まれ。37歳)が、ジュリエット役で大活躍するのが見ものだった。
彼女はロシアのパスポートを持つロシア人だが、今回の歌劇はフランス語歌劇。
3時間に及ぶステージで歌う歌詞はすべてフランス語。
そして彼女は、その美貌のみならずインタビューには英語で答えるし、当然、イタリア語・ドイツ語の歌劇もこなすというスーパーレディ。軽い身のこなしも見もの。
わたしなどは、小学校の学芸会で二言三言のセリフが覚えられず、タイミングもうまくいかない失敗を繰り返したが、彼女は入場料を払ってきている観客の前で、すべてフランス語で進行させるというのには、いくらプロとは言え、敬服せざるを得ない。
しかも当然マイク無しで、4000人収容できるメトロポリタン歌劇場の観客席の隅々まで人間技とは思えないウルトラソプラノの美声を響かせるのだから、すごい。
<概要>
作曲:シャルル・フランソワ・グノー
原作:ウィリアム・シェイクスピア
台本:ジュール・バルビエ、ミシェル・カレ
言語:フランス語
初演:1867年
指揮:プラシド・ドミンゴ(テノール歌手)
演出:ギー・ヨーステー
管弦楽団:メトロポリタン歌劇場管弦楽団
合唱:メトロポリタン歌劇場合唱団
収録:2007.12.15
演奏時間:197分(3時間17分)(解説を含む)
<主な登場人物>
ロメオ(テノール):モンタギュー家の長男 ⇒ロベルト・アラーニャ
ジュリエット(ソプラノ):キャピュレット卿の娘⇒アンナ・ネトレプコ
ローラン神父(バス):ロメオとジュリエットを助けようとする神父⇒ロバート・ロイド
<ストーリー>(この稿は、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』からの引用)
舞台は14世紀のイタリアの都市ヴェローナ。そこではモンタギュー家とキャピュレット家が、血で血を洗う抗争を繰り返している。
モンタギューの一人息子ロミオは、ロザラインへの片思いに苦しんでいる。気晴らしにと、友人たちとキャピュレット家のパーティに忍び込んだロミオは、キャピュレットの一人娘ジュリエットに出会い、たちまち二人は恋におちる。二人は修道僧ロレンスの元で秘かに結婚。ロレンスは二人の結婚が両家の争いに終止符を打つことを期待する。
しかし結婚の直後、ロミオは街頭での争いに巻き込まれ、親友・マキューシオを殺された仕返しにキャピュレット夫人の甥ティボルトを殺してしまう。ヴェローナの大公エスカラスは、ロミオを追放の罪に処する。一方、キャピュレットは悲しみにくれるジュリエットに大公の親戚のパリスと結婚することを命じる。
ジュリエットに助けを求められたロレンスは、彼女をロミオに添わせるべく、仮死の毒を使った計略を立てる。しかしこの計画は追放されていたロミオにうまく伝わらず、ジュリエットが死んだと思ったロミオは彼女の墓で毒を飲んで死に、その直後に仮死状態から目覚めたジュリエットもロミオの短剣で後を追う。事の真相を知り悲嘆に暮れる両家は、ついに和解する。
(余談)
アンナ・ネトレプコは平成20年9月5日、オーストリアのウイーンで男子(3600g)を出産した由。
お相手は、連絡を受けていないので誰か不明だが、一説に依れば、バスバリトン歌手アーウィン・シュロットではないかと言われている。
このオペラは、2007年12月15日上演の録画であり、その時にお腹に赤ちゃんが宿ったか否かという微妙な時期での歌劇と詮索することができる。
(写真:すべてTVの映像を撮影したもの)
やまざる
川崎市黒川(当時の住所表示)の農家に生れる。
来世も菩提寺である黒川の西光寺で、永遠の眠りにつく。
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