例大祭に備えて、汁守神社境内の草刈が9月14日(日)朝8時から氏子(うじこ)によって行われた。
当日は、100人近い氏子が草刈用鎌、エンジン式刈払機などを持参して神社に集合。男氏が用事がある場合には女氏が参加して、草むしり作業などを担当。
およそ2000坪近い汁守神社境内の隅々まで、手入れが行われて、9月28日の当日を迎える準備が整いつつある。
営々と引き継がれる汁守神社の氏子達は、汁守神社を敬服し責任を全うするために一人残らず協力している。
神社に関するまつりごとがある場合には、神社と境内を清掃し清めるための労働奉仕がある。
また神社の建物や設備の更新、まつりごとの経費負担などの金銭的な奉仕・負担がある。
また例大祭運営費も氏子全員が支払う義務があり、毎年氏子は負担している。これらの費用によってお祭りが実行されるのである。
こうしてこれからも汁守神社は、未来にわたって氏子達によって護られ引き継がれていく。
地域に密着した黒川の鎮守様は、黒川に住む人たち、黒川に縁があった人たちの心のふる里として、未来永劫に亘り、氏子達によって護られていく。
<追補>
わたしの家には、汁守神社専用の草刈鎌と砥石(といし)がある。
亡き父が、汁守神社の草刈の時だけに使用していた鎌で、畑や田んぼの草刈には一切使用しない。わたしも父の意思を継ぎ、大事に手入れをし丁寧に使うよう心がけている。
やまざる
川崎市黒川(当時の住所表示)の農家に生れる。
来世も菩提寺である黒川の西光寺で、永遠の眠りにつく。
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