☆---ミソハギ科の落葉高木---
つるんとした木肌。
木登りの得意な猿でも、滑ってしまうだろうな……ということで、
この名がつきました。
(左写真:宮添みのり公園で撮影)
中国南部原産の木ですが、鎌倉時代以前には、日本に伝わっていたと
いわれます。
当時の言葉では、「滑る」は「なめる」。
ですから、「さるなめり」といったそうです。(左写真:わたしの畑で撮影)
〜足引の 山のかけぢの さるなめり すべらかにても
よをわたらはや〜 (藤原為家)
「猿滑」とも書きますが、「百日紅」は漢語。
そのまま音読みして、「ひゃくじつこう」ともいいます。
紅色の花が、百日近くも、咲き続けるからですね。
その百日は、ちょうど暑さの厳しい7月から9月ごろ。
なのに、暑さなど苦にもしないといった表情で、涼しげに咲いています。
まるで、やわらかなフリルのような花びら。
心にさわやかな風を呼んでくれるようです。
(出典: 『センスを磨き、幸せを呼ぶ〜夢の言の葉〜』
発行者:夢子 こと 山下 景子)
やまざる
川崎市黒川(当時の住所表示)の農家に生れる。
来世も菩提寺である黒川の西光寺で、永遠の眠りにつく。
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