先に我国の食料自給率が、わずか39%しかないことを確認した。
今度は食料の中でも主食となる我国の「穀物の自給率」を確認したい。
グラフは、農協の機関誌とも言うべき「家の光 5月号」2008年に掲載された特集「世界の中の日本 食と農の今を知ろう」に掲載されたデータである。出所は、農林水産省(2003年試算)とある。
先に我国の食料自給率が、わずか39%しかないことを確認した。
今度は食料の中でも主食となる我国の「穀物の自給率」を確認したい。
グラフは、農協の機関誌とも言うべき「家の光 5月号」2008年に掲載された特集「世界の中の日本 食と農の今を知ろう」に掲載されたデータである。出所は、農林水産省(2003年試算)とある。
驚くなかれ食料自給率が39%であったのに対し、穀物の自給率はなんと27%。
オーストリアの333%は別格として、先進国であるフランス・カナダ・アメリカ・スウェーデン・ドイツはすべて100%を超えている。イギリスでさえ99%とある。
我国の27%は、先進国の中では最低の水準。
穀物とは人間が主食とする「米・小麦・大豆・トウモロコシ」等のこと。
小麦の自給率は、13%、大豆は5%、トウモロコシはほぼ0%という実態。
○一方世界の人口は40年で2倍になったのに対し世界の農地面積は殆んど増加していないという現況。
○原油価格の止まらない高騰によって、人と車が穀物を奪い合っている現況。
○世界で相次ぐ気象災害・干ばつが多発し、世界の食料バランスが崩れている現況。
○食料輸入国となった中国の存在、世界の大豆輸入量の4割を中国が占めている現況。
黒川地区でもよい米の田んぼがあったところが、はるひ野の住宅地に変貌したため、農地が著しく減少してしまった。
世界のバランスが崩れて頼りにしていた穀物の輸入がストップしたらどうするのか?
これらは政府と政治の問題。
4月19日のNHKニュースは、世界の穀物相場が高騰していると報じている。
大豆・小麦・トウモロコシを使った食材の安定輸入・供給が今後も可能か?
わたしはネコの額ほどのわずかな農地に、代用穀物になりうるジャガイモを作っているが、万が一に備えて、今年も精を出して育てよう。
ジャガイモと塩・水があれば何とか生き残れると考えているが。
第二次世界大戦時のドイツの代用食料はジャガイモだったと聞く。
やまざる
川崎市黒川(当時の住所表示)の農家に生れる。
来世も菩提寺である黒川の西光寺で、永遠の眠りにつく。
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