香林寺は大永五年(1525)に開山された禅宗(臨済宗・建長寺派)のお寺である。
年に一回 春分の日に、毎年恒例の「春の五重塔まつり」が開かれて、釈迦如来像・四天王像などがご開帳される。
香林寺は大永五年(1525)に開山された禅宗(臨済宗・建長寺派)のお寺である。
年に一回 春分の日に、毎年恒例の「春の五重塔まつり」が開かれて、釈迦如来像・四天王像などがご開帳される。
香林寺五重塔は、細山・金程(ほそやま・かなほど)地区五大事業の完成を記念し、併せて先祖の供養と山川草木の慰霊、さらに未来永劫地域社会の発展を願って関係者が建立、香林寺に寄進されたものである。
この香林寺五重塔は、すべて禅宗様建築で統一された塔である。
躯体は鉄骨鉄筋コンクリート造りでそれを囲う柱などの一式はすべて木曽檜で造り上げた高さ約30mの複合塔であり、外観上は純木造建築である。
五重塔の内部には、お釈迦さまの生誕の地インドにて製作された釈迦初転法輪像(しゃかしょてんぽうりんぞう)(石像・復刻)が安置されている。
この像は、お釈迦さまがお悟りを開かれて初めて説法された際のお姿である。
外陣には天平時代の技法による四天王像が祭られている。
四天王は仏教の世界観で須弥山(しゅみせん)の中腹にあって四方の守りを固めている武将で、東西南北の守護神である。東に持国天、南に増長天、西に広目天、北に多聞天。
多聞天は独尊で祭られることが多く、毘沙門天とも呼ばれる。
持国天
増長天
広目天
多聞天
四天王像は脱活乾漆造(だつかつかんしつぞう)で製作されている。
塑土(そど)をベースとして漆(うるし)と苧(からむし)の布を張り重ね、張り子の像を造り上げる造像技法。
今回は桜の花を背にした香林寺の五重塔を拝観したが、この次は秋の夕日を背にした五重塔、雪の世界を背にした五重塔を訪れたい。
駐車場は、僅かだがある。平日に参拝されるのが望ましい。
(文章は、香林寺で頂戴した資料から引用。写真は許可を戴き撮影した。)
所在地:
臨済宗・建長寺派
南嶺山 香林寺
電話044−966−5450
(本稿は、平成19年4月8日の記事の再掲)
やまざる
川崎市黒川(当時の住所表示)の農家に生れる。
来世も菩提寺である黒川の西光寺で、永遠の眠りにつく。
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