2008年03月27日

『はんなり』美しい日本語

 --------上品で、明るくはなやかなさま---------


桜白鳥中学前 

 

」に、状態をあらわす接尾語「り」がついて、「はなり」。

これが、『はんなり』に変化したといわれます。

 

どちらかというと、関西中心に、使われてきた言葉ですね。

」からできた言葉には、ほかに、「華やか」「華々しい」などが

あります。

 

この『はんなり』も、これらの言葉と同じように、どちらかというと、

派手なさまを形容する言葉だったようです。

ですが、やわらかな語感の影響でしょうか。

単に、華やかなだけでなく、品のある、やさしげな風情まで、含まれて

いるような気がします。

 

日本では、古くから、「」といえば「」をさしました。

ふわっと蕾がふくらんで開く様子、こぼれんばかりに咲きほこる姿、

ほのかな薄紅色の花びら……。

どれもが、『はんなり』と重なります。

 

」という語源は、すっかり埋もれて、わからなくなってしまいましたが……。

花なり」と自己主張していないところが、また、いかにも『はんなり

とした雰囲気を、かもし出しているようです。

 

     (出典: 『センスを磨き、幸せを呼ぶ〜夢の言の葉〜』

                     発行者:夢子 こと 山下 景子)

     (写真:白鳥中学校前の桜並木 2006.4.6日撮影)