ドイツの作曲家 リヒャルト・ワーグナー(1813-1883)の壮大かつ長大な歌劇「ニーベルングの指環」。すべてを上演するには、4部作4晩、16時間を要するという超超大作。
先に「ダイジェスト版」「序夜 ラインの黄金」をそれぞれ鑑賞したので、今回は「ニーベルングの指環 第一夜 ヴァルキューレ」を鑑賞した。
ドイツの作曲家 リヒャルト・ワーグナー(1813-1883)の壮大かつ長大な歌劇「ニーベルングの指環」。すべてを上演するには、4部作4晩、16時間を要するという超超大作。
先に「ダイジェスト版」「序夜 ラインの黄金」をそれぞれ鑑賞したので、今回は「ニーベルングの指環 第一夜 ヴァルキューレ」を鑑賞した。
今回の実上演時間は4時間、休憩を含めると5時間という長時間の歌劇。何せ全部を一機に上演すると16時間に及ぶと言うお化け歌劇であり、鑑賞しようという覚悟・体力が必要だ。 (写真:リヒャルト・ワーグナー(1813-1883))
神々の世界の没落を予感している神々の長 ヴォータンは、未来を託す英雄を期待して、人間の女性に子を産ませた。それが双生児の兄妹、ジークムントとジークリンデ。
神々の長 ヴォータンは他に女神エルーダとの間に9人の娘「ヴァルキューレ」を作り、その一人 ブリュンヒルデは、父に忠実な娘。
ジークムントとジークリンデの兄と妹、父ヴォータンと9人の娘「ヴァルキューレ」特にブリュンヒルデとの関係が、時には激しい、美しい旋律と共に描かれる指輪の中でも最も人気があり、情感豊かで、最も感動的な作品と言われている。
作品は、1,989年4月(今から20年前)のニューヨーク メトロポリタン歌劇場のライブ収録版。指揮はあのジェームズ・レヴァイン。管弦楽は、第一ヴァイオリン16、第二ヴァイオリン16、ヴィオラ12、チェロ12と言う具合に108名をワーグナーが指定している未曾有の規模編成。
あの広いメトロポリタン劇場のオーケストラピットもさすがびっしりとつまり、狭く感じる。
(イラスト:スタンダード・オペラ鑑賞ブック ドイツオペラ下)
日本語のテロップが入っているとはいえ、ドイツ語で演じられる歌劇。しかも題材がわたし達の日常とはかけ離れている神々の世界を描いた作品なので、事前の予習なくしてはチンプンカンプン。登場人物、あらすじをつかむため解説書を二つ読んで鑑賞に望んだ。創作上の人物名がまた難しくあらすじを理解するのがむずかしい。
主宰していただいている先輩の家でまずビールを飲み鑑賞の心構えと勢いをつけ、作品の進行と共に三越が選んだ高級赤ワイン(フランス産)を口に含みながら、およそ5時間の長丁場に望んだ。
2008年の春の一日、ワインを片手にワーグナーのメロディを聞きながら、舞台で演じられる神話に基づく愛の物語を5時間近く心置きなく楽しんだ。
やまざる
川崎市黒川(当時の住所表示)の農家に生れる。
来世も菩提寺である黒川の西光寺で、永遠の眠りにつく。
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