-----旧暦3月の異称-------
現代では、まだ、ひと月ほど先ですが、旧暦3月は、桃の盛り。
3月3日の「上巳(じょうし)の節句」を、「桃の節句」と呼ぶのも、ちょうど、桃の花のころだからですね。
-----旧暦3月の異称-------
現代では、まだ、ひと月ほど先ですが、旧暦3月は、桃の盛り。
3月3日の「上巳(じょうし)の節句」を、「桃の節句」と呼ぶのも、ちょうど、桃の花のころだからですね。
「桃(もも)」は、ひとつの枝に、たくさんの花を、咲かせます。
『桃浪』は、咲き誇った桃林を、折り重なる波に見立てたのでしょう。
邪気を追い払うといわれ、多産の象徴とされた「桃」の、いきいきとしたみずみずしさまで、感じられる言葉です。
古くから食用にされたらしく、語源は、実に由来す説が、ほとんど。
「真実(まみ)」、「燃実(もえみ)」、「丸々(まろまろ)」、「毛々(もも)」……。
中でも、実が多いので、「実々(みみ)」あるいは、「百々(もも)」が変化したという説が、支持されているようです。
もちろん、その花の美しさ、華やかさも、愛されてきました。
若い娘に、たとえたり、「なる(=恋が実る、縁談がまとまる)」を導く言葉としても、使われたようです。
〜春の園 紅(くれなゐ)にほふ 桃の花
下照る道に 出で立つ娘子(をとめ)〜 (大伴家持『万葉集』)
桃の花の波が、寄せてくる日……。
それは、まさに、爛漫の春が、やってくる日なのですね。
(引用: 『センスを磨き、幸せを呼ぶ〜夢の言の葉〜』
発行者:夢子 こと 山下 景子)
(写真:黒川 鷹ノ巣で平成18年3月に撮影した桃の花)
やまざる
川崎市黒川(当時の住所表示)の農家に生れる。
来世も菩提寺である黒川の西光寺で、永遠の眠りにつく。
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