今年も元旦の夜は、オーストリア・ウイーンからの中継によるハイビジョン映像での「ウイーン・フィル・ニューイヤーコンサート」を楽しませていただいた。
軽く興奮し、心が軽くなった気分。それもそのはずウイーンの作曲家シュトラウス兄弟の軽やかなワルツの曲が、絶え間なく流れてくるのだから。リッチな時間を過ごさせていただいた。しかもこれまたあのウイーンフィルハーモニー管弦楽団の演奏だからたまらない。
今年も元旦の夜は、オーストリア・ウイーンからの中継によるハイビジョン映像での「ウイーン・フィル・ニューイヤーコンサート」を楽しませていただいた。
軽く興奮し、心が軽くなった気分。それもそのはずウイーンの作曲家シュトラウス兄弟の軽やかなワルツの曲が、絶え間なく流れてくるのだから。リッチな時間を過ごさせていただいた。しかもこれまたあのウイーンフィルハーモニー管弦楽団の演奏だからたまらない。
多くの歌劇の演奏をするあのウイーンフィルハーモニー管弦楽団。
いくら音楽音痴のわたしでさえ、音符が読めないわたしでさえ、曲に合わせて軽くリズムを取りながら画面の指揮者ジュルジュ・プレートルのこれまたユニークな指揮に見とれている。
厳しい顔つきを見て硬い感じのおじいさんかと思いきや、時折見せる笑顔が可愛らしい。全身を使っての指揮は見ていて飽きない。
お茶目なおじいさんという風情。(写真:http://www.wienerphilharmoniker.atから引用)
最初から最後までの約3時間にわたる指揮で、一切音符を見ることなくすべて暗譜している超ベテラン指揮者。
83歳と聞き尊敬したくなる。
ヨハン・シュトラウスと弟のヨーゼフ・シュトラウスの軽快なワルツを聴いていると心地が良い。
シュトラウスの作品番号437番 皇帝円舞曲(カイザー・ワルツ)も良かった。
TVの画面から目を離して目をつぶると、頭の中に広いホールで軽やかなワルツを踊る人々が目に浮かぶ。
ポルカのリズムに合わせてスペイン宮廷乗馬学校の白馬8頭と騎手による演技がこれまた素晴らしかった。8頭の馬の姿・格好がそっくりで、精巧なロボットかと思うくらい良く似ている馬が、わたし以上にポルカのリズムを理解し、曲に合わせて巧みな演技をするのには驚いた。馬の耳の動きをじっくりと見ていたが、しっかりと一定方向に向いていて、精神的に安定しながら馬が納得をして演技をしていると見た。
私もサラリーマン時代の一時期、会社の馬術部に籍を置き馬に乗っていたので、いや乗せていただいていたのでよく分かる。
コンサートの最後を締めくくるのは、例によってあの有名な“ワルツ・美しき青きドナウ(作品314)”だ。
アンコール曲も決まって、軽快なあの“ラデッキー行進曲(作品228)”。
この2曲を聞くとコンサートが行われているホールの客は充分満足し、絶賛の拍手・拍手となる。
わたしもテレビの前で満たされた気持ちになり、これがウイーン・フィル・ニューイヤーコンサートだと納得した。
気になったのは、元旦にウイーンで行われたコンサート会場にいる日本人らしき人を時々カメラがアップしていたことだ。これでは日本からお忍びで素敵な人とウイーンのコンサート会場でデートすることがママならない。最後のテロップで、撮影がORF(オーストリア国営放送局)とNHKの名前が出ていたので、これも納得した。
それにしてもたった一度の人生、借金をしてでもチャンスがあればウイーン・フィル・ニューイヤーコンサートに行って見たいものだ。放送でない、DVDでないコンサート会場に身を置き、本物のコンサートを聴いてみたいものだ。昨年も直接、オーストリアにチケットの申し込みをしたが残念ながら外れてしまった。今年も再チャレンジしたい。
(参考:ジョルジュ・プレートルとは、)
ジョルジュ・プレートル(Georges Prêtre, 1924年8月14日 - )はフランスの指揮者。
ノール=パ・ド・カレー地域圏(フランドル地方)のヴァジエール(Waziers)出身。パリ音楽院で、和声法をモーリス・デュリュフレに、指揮法をアンドレ・クリュイタンスほかに師事。卒業後は、フランス国内の数多くの小さな歌劇場で指揮を執った後、オペラ=コミック座でリヒャルト・シュトラウスの《カプリッチョ》を指揮してパリ・デビューを果たす。1961年には王立歌劇場でイギリス・デビューを果たした後、1960年代後半に、ニューヨーク市メトロポリタン歌劇場やミラノ・スカラ座にも初登場を果たす。多くの機会で晩年のマリア・カラスと共演し、《カルメン》や《トスカ》の録音は歴史的名盤と呼ばれている。一時パリ・オペラ座の音楽監督も務めた。
(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
やまざる
川崎市黒川(当時の住所表示)の農家に生れる。
来世も菩提寺である黒川の西光寺で、永遠の眠りにつく。
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