当日の午前中は前夜からの雨が残るあいにくの天気でしたが、昼頃には青空が望むようになる中で、今年は
当日の午前中は前夜からの雨が残るあいにくの天気でしたが、昼頃には青空が望むようになる中で、今年は
日頃から野外活動センターを利用している多くのグループの綿密な事前準備と当日の運営により、460名以上の多くの参加者に喜びを与えることができたと考えている。
この企画の目玉である餅つきは、前回(昨年)の100kgというもち米が今回は何と150kgという驚くほどの米を使って、すべて昔ながらの木臼(きうす)と木の杵(きね)を使ってつきあげた。
(写真:雨避けのブルーシートの下でもちつき)
朝10時から午後の2時まで、木臼を5個使い、ひっきりなしに餅をつくという今までに経験したことがないような餅つきだった。
(ボーイスカウトの皆さん、ありがとう!)
つきあがった餅は、女性群たちによりあんころ餅、きな粉餅、海苔餅、辛み餅に仕上られて、参加者達に6個いりお餅パックを渡した。
何しろ460人となると、お餅引換所の前には長蛇の列ができて、5個の臼でお餅をついているのだが間に合わないという現象もおきた。
(麻生区子供会連合会の皆さん、ありがとう!)
小さな子供たちやお母さんお父さん達も木の臼と木の杵で餅をつくという経験がない人が多く、ボランティアの手を借りながら、貴重な餅つき体験をする人が多かった。
目の前で人の手でついた餅を、直ぐに食べるのだから不味いはずはない。
食品添加物ゼロの柔らかい餅は、誰が食べてもうまいもの。
グランドには野外センターご自慢の一度に350人分のトン汁を煮ることができる大鍋が大活躍。
これまた黒川産の大根、人参、牛蒡などの地元野菜が使われたトン汁は、たくさん作っているだけにこれまたうまい。
特筆すべきは、使われた味噌がこの黒川青少年屋外活動センターで今年の3月に仕込まれて作られた自家製味噌であること。
食の安全・安心という点では、無添加・自家製ということで、最高の素材だ。
ここでは、黒川産の大根が40本使われた由。トン汁は体が温まる。一杯50円也。
焼けた芋を見て自分の食べたい芋を選んで食べていた。本当の石焼芋だから、不味いはずがない。
(KICネーチャーゲームクラブの皆さん、ありがとう!)
子供たちに人気がある。
(ガールスカウトの皆さん、ありがとう!)
集会室では、黒川・栗木の老人クラブ あゆみ会の方たちが、黒川の坂本さん宅の水田で取れた今年の稲藁(いなわら)を使って、しめ飾りを作るコーナーが設けられた。
ここで作られるしめ飾りは、お店で売っているものとも遜色がない立派なものができ、これを自分の家の玄関に飾って新年を迎えるという人も多い。
穏やかなおじいさん達が、孫やひ孫のような子供たちに手をとって親切に作りかたを教えるという微笑ましい姿が見られた。
工作室では教え方に評判があるクラフトの先生や、
当日は衆議院議員の先生や教育委員会の方たちも参加者に混じって黒川のお餅つきを楽しまれていた。
毎年、盛んになっていく「黒川のおもちつき」。
この「黒川のおもちつき」を企画実行した黒川青少年野外活動センターのスタッフの皆さん、そして師走の貴重な休日をボランティアで駆けつけて奉仕された皆さんに感謝申し上げたい。
川崎に住む子供たちに、黒川青少年野外活動センターとその立地する素晴らしい環境も含めて、とても良い思い出や体験ができたと思う。(下の写真:ビンゴ大会)
臼と杵を使った餅つきは、昔は黒川の何処の農家でも自分の家の土間で行っていたものだ。
よく言う『むかしとった杵柄(きねづか)』という言葉があるが、餅を10臼や15臼ついても昔は、なんでもなかったが今年は1臼つきあげることが出来ない。
途中で息切れがしてしまう。
つき方は今でも誰にでも負けないという自信があるが、なにせ体力がついていかない。
還暦を過ぎている自分は間違いなくそれ相応の年寄りの体になっているということを、いやでも実感させられた一日だった。
やまざる
川崎市黒川(当時の住所表示)の農家に生れる。
来世も菩提寺である黒川の西光寺で、永遠の眠りにつく。
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