この農場と演習林を合わせた面積は31ha(双方併せておよそ10万坪)と とてつもなく広い。
ちなみに黒川地区(はるひ野を含む)の面積が191haと言われているので、黒川地区のおよそ16%(二割未満)にも相当する。
西武新宿線
若い女性の中田先生に農場内を解説付きでくまなく見学させていただいた。
時期的には、夏野菜が終わり秋・冬野菜の育成中という端境期であったため、華やかさはなかったが系統別に整然と野菜が植えつけられていた。
北海道を思わせる広い農場には、北大で有名なポプラ並木の東大版があり、大きなサイロがあり、大きなトラクターが稼動している姿は、ちまちました百姓の真似事をしている自分には驚きだ。
素人のわたしから見たらその広い農場が充分に使いきれていないという印象を受ける。
遊休農地が見受けられるのだ。
そこを使って地球温暖化が叫ばれている今、農林省や農協、野菜市場などと連携して、最近の気候に適合した農産物の開発などを手掛けたらと考えた。
昼食を農場に隣接する「西東京いこいの森公園」でとる。
昼食後は、演習林田無試験地を見学。
1929年に東京帝国大学農学部が創設したという78年もの歴史がある演習林。
一歩中に足を踏み入れると、極力自然を残す形で運営されているためか、山深い森や林の中にいるような雰囲気。
植栽されている樹木も78年という歴史を如実に示しているかのように、種別にも依るが樹高が10mを超える木が多く、20m近い木もゆったりと鎮座している。
聞くところに依れば、演習林の中には狸が住んでいて、農場の野菜を餌にしているとか。
主な樹木には日光の杉並木と同様に里親制度があり、里親の名前と樹種が書かれた看板が掲げられている。
この東京大学付属の農場・演習林は誰でも見学することができる。
見学範囲が厳密に既定されていて、厳しい注意事項がありその厳守が求められる。
所在地:
電話:0424−61−1528
やまざる
川崎市黒川(当時の住所表示)の農家に生れる。
来世も菩提寺である黒川の西光寺で、永遠の眠りにつく。
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