--雨に降りこめられて、外出しないこと—―
空から降るものは、天の意思……。
そう考えられていた万葉、平安の時代。
雨の日に外出することは、タブーでした。
--雨に降りこめられて、外出しないこと—―
空から降るものは、天の意思……。
そう考えられていた万葉、平安の時代。
雨の日に外出することは、タブーでした。
それを、『雨障(あまつつみ、または、あまざわり)』といって、
人々は、屋内に、こもっていなければならなかったそうです。
通い婚だった時代のこと。
もちろん、恋しい人に逢うこともできません。
雨が恨めしくなるのも、わかる気がします。
和歌では、「長雨」を「ながめ」と読み、「眺め」に掛けて使われます。
ぼんやりと、雨が降るのを、眺めているしかなかったのですね。
〜つれづれの ながめにまさる 涙川 袖のみぬれて あふよしもなし〜
(「古今和歌集」藤原敏行)
今では、自由に、雨の日でも出かけることができます。
もう、天を恨まなくても、よくなったわけですね。
雨に包まれて、しっとりと過ごすのもよし。
それぞれの雨を、みなさんは、どう過ごしますか。
(引用:『センスを磨き、幸せを呼ぶ〜夢の言の葉〜』山下景子著)
やまざる
川崎市黒川(当時の住所表示)の農家に生れる。
来世も菩提寺である黒川の西光寺で、永遠の眠りにつく。
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