2007年08月04日

ブルーベリー生産地訪問

ブルーベリー日本ブルーベリー協会主催 第13回産地シンポジウム「2007ブルーベリーin大田原」が、栃木県大田原市で6月29日・30日開催された。

麻生区でブルーベリー摘み取り園を経営している若手のブルーベリー生産者達と一緒に、このシンポジウムに参加した。


挨拶全国からブルーベリーを愛し、生産している経営者のおよそ400名が、大田原市に集結。

 

今年のハイブッシュの出来はどうか? ラビットアイの新種の情報は無いか? 肥料は、」何が良いか?・・・・」などと、お互いに生産者同士の会話が弾んでいた。

 

わたしも本や耳で聞く情報とは異なり、現実的な経営をしているブルーベリー圃場を見学し、生産者の話を聞いてとても参考になった。

 

 

 

馬場氏

 

日本にこれほど多くのブルーベリー愛好者がいるということに驚くと同時に、今の日本の農政で進められている米の減反政策の一つの解決策として、米の変わりにブルーベリーを生産する農家が増えるのではないかと考えられる。

 

 

 

 

 

バーク圃場またまだまだ日本では日本産のブルーベリーはマイナーで、何処ででも手に入るとは言えない希少価値がある農産物だ。

この日本の消費者のブルーベリー嗜好に目をつけた中国の農家が大規模な生産を進めていて近いうちには中国産のブルーベリーが市場に出回ることが考えられる。

すでに日本には中国からトン単位で輸入されており、今も山東省では大規模な生産計画が進行中とか!

 

 

 

ポット栽培今回視察した中には、広い農場に直植えのブルーベリーでなく、ポットに植えたものだけで栽培している生産者もいた。横根を張る習性があるブルーベリーを、ポットの中に押さえ込んで生産量に影響が無いか心配したが、うまく行っているとの説明あり。

 

 栃木県全体のブルーベリー生産規模は11haに対し、大田原市は8haで50人の生産者で栃木県の殆んどを占めている。

 

 

 

資材展示会

 

今回のシンポジウムで、自分の疑問点を聞こうとするが、回答はおしなべて『自分で工夫し考えなさい』というものが多かった。考え方は、各地の土壌の性質・気候などにより一般的な正解がないためということによる。現場を見てその現場に相応しい対応ということが回答だ。

 

 

 

 

与一太鼓

与一太鼓2交流会の席上では、勇壮な「与一太鼓」の演技披露が行われた。会場一杯に鳴り響く太鼓の音は、わたし達の腹にもドーンときた。迫力満点の太鼓だ。

 

会場の大田原市は、人口が約8万人弱の都市。米と地酒、唐辛子の産地として有名。

また那須与一のゆかりの地としても知られており、お墓がここにある。

 

宿泊は、大田原市ふれあいの丘 シャトー・エスポワール。建物も室内も清潔で広くゆったりとした快適な宿だった。