2007年07月08日

宝塚歌劇 星組公演 さくら

星あ東京日比谷にある東京宝塚歌劇場では、7月1日まで星組の公演が行われていた。

 

出し物は「宝塚舞踊詩 さくら」と「ミュージカル シークレットハンター」の二本。

 

広い舞台を余す所なく使って演じられる若くて美しい女性達が繰り広げる舞台展開、きびきびした動作、素晴らしい歌、音楽を心ゆくまで楽しませていただいた。


宝塚であるから出演者は全員女性。

マスクもよく、容姿もよく、声も歌もよく、そして若い選ばれた女性達が 一糸乱れずステージの上でストーリーを展開して行く。

 

美しい舞台、背景、踊り子の目の覚めるような衣装、際立つ照明効果、美しい生演奏と美しい歌。メリハリの利いた展開。文才のない自分は、ただ「美しい」という言葉でしか表現ができない。

 

星組300宝塚舞踊詩

さくら−妖しいまでに美しいおまえ−

見事に咲き見事に散る、その潔さが日本人の心を捉えてやまない「桜花」。その妖しいまでに美しい世界の中で、愛を、生命を謳歌する人々の姿を描いた舞踊詩。

 

ミュージカル

シークレット・ハンター−この世で、俺に盗めぬものはない−

193040年代のカリブ海に浮かぶ島々を舞台に、泥棒で詐欺師のダゴベールこと、通称“ダグ”が、「或る女を盗み出すこと」という奇妙な依頼を受けたことから始まる、詐欺師とプリンセスとの恋物語。

 

まず宝塚劇場に近づくだけで、女性の世界だ。

一歩劇場の中に入ると、これは完全に女性の世界。

若い女性から年配の女性まで、幅広い宝塚ファンで溢れている。

男性は数えるほどで、女性20人に対して一人いるかどうかというほど。

 

舞台進行に合わせてステージ上の踊り子の歌、動きに合わせて、とてもタイミングよくしかも力強く手をたたき、館内が一体になっていく。

慣れたものでバッグからオペラグラスを取り出し、気に入った踊り子の動きをしっかりと追う70歳をゆうに超えていると思われる年配の女性もいる。

 

わたしにとっては夢のような非日常の美しい日本女性を見ることができた時間だった。

ハイビジョンのテレビも良いが、目の前で現実的に繰り広げられる立体的なステージは素晴らしい。

ただ畑の野菜の手入れを放り出しての宝塚観劇なので、美しい舞台と歌を聴きながらも、時々、早く畑の草むしりをしないと野菜が嘆いているのではないかという気持ちがあった。

 

宝塚には、今回観劇した「星組」のほかに「宙組」、「月組」、「花組」、「雪組」がある。近いうちに、「雪組」の公演を歌劇したいと考えている。