2007年02月08日

福寿草

小さな花に託した、たくさんの思い

元日草、朔日草(ついたちそう)とも呼ばれます。

福寿草は、まさにお正月の花です。

南天と合わせて寄せ植えにされるのは、「難を転じて福となす」という語呂合わせだそうです。


人生には、「五福」といって、五つの福があるとされてきました。

長寿(寿命が長いこと)富貴(財産に不自由なく、その人の地位が尊ばれていること)康寧(身体は健康、心は安定していて穏やかなこと)好徳(好んで徳を積むことができること)、善終臨終を迎えるときに、心残りなく、安心して現世を離れることができること)です。

福寿草350 

そして、「寿」という言葉には、それらの福を言葉で祝う意味があります。

花の少ない一月という時期には、鮮やかな黄金色の花を咲かせてくれるのが福寿草、そんな小さな花に人々はたくさんの思い出を託したのでしょう。

 

(出典:「美人の日本語」山下景子著 幻冬舎)

 

(写真:平成18年3月15日 吉野梅郷で撮影