2007年02月16日

「岩盤浴」玉川温泉

地獄1予約困難な名湯「玉川温泉」。

来場者に絶対的な人気と支持がある十和田・八幡平国立公園 玉川温泉の「岩盤浴(がんばんよく)」について紹介しよう。

岩盤浴といっても、町中にある集合ビルの一室にある美麗な所ではなく、正真正銘の熱が噴出する自然の岩盤の上に身体を横たえるという本物の岩盤浴のこと。


玉川温泉から徒歩で2−300m離れた所にある。焼山(1366m)の山麓に位置し、地獄のように激しく水蒸気を噴出している岩盤がある。

その岩盤から発する地熱を体内に取り入れる温熱浴が「岩盤浴」。

全景600

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

安定して継続的に地熱が得られる岩盤に、濃緑色のテントが3張り張られている。
この内部の自然そのままの岩のごつごつした感触と地熱(熱い所で50度位)がある岩盤場に各自が持参したゴザを敷き、その上に体を横たえ 体の上に毛布やタオルケットをかけ、熱を逃がさないためにビニールのシートをかける。

岩盤の上でジッとしていると、体が芯から温まってきて全身から発汗しとても気持ちが良い。
仰向けで20分、うつ伏せで20分の概ね40分岩盤の上に体を横たえる岩盤欲が一般的。
効果を上げるために岩盤の上では、下着を除き裸に近い形でいると、更に気持ちが良い。
岩盤浴を行う一帯では、ごく微量の放射能が放射されているので、「地熱」「硫化水素ガス」「微量の放射能」などの相互作用で、体に良い効果を与えている。

 

玉川温泉の岩盤浴

テント内ここの岩盤浴に来られる方は、単なる美容目的などという人は先ずいない。
身体に大きな障害(例えばガン、腰痛、リウマチなど)を背負った方が回復を目指す治癒目的がほとんどである。

 

医者に見離された人、病院の医療効果に満足しない人、医者を見放して民間療法で治療を試みる人、かって玉川温泉で療養して効果を実証できた人などが、玉川温泉の岩盤浴が持つ力を信じて全国からひっきりなしに訪れる。

 

そして一週間、十日と治療効果を信じて玉川温泉の入浴、岩盤浴を行うことにより、自身が自覚出来るエネルギーが身体にみなぎり、活力を見出しているのだ。
病気との闘いは、メンタルな面とフィジカルな面があり、玉川温泉は双方を満足させてくれ、副作用が無い民間療法であるこの方法で生きる力を再生されて定期的に通うレピーターが多い。
玉川温泉が人間の体細胞に良い刺激を与えて活性化させるためではないかと思う。

 

自分も同じような境遇になれば、玉川温泉に通いたいと思う。

 

 

*岩盤の上に10分もいると気持ちのよい汗が出てくる。40分のコースが終わるとビッショリの

 汗をかくが、ジトジトした汗でなくさらっとした汗だ。

 

*玉川温泉に宿泊していれば、いつでも早朝でも、深夜でも好きなときに岩盤浴が楽しめる。

 他の旅館に宿泊している場合は、旅館が用意する送迎バスを利用する。

 

*毎日午前7時と午後4時の二回、岩盤浴テント内清掃と消毒が行われる。

 所要時間はおよそ30分。

 この時間はテントから退去しなければならない。

 

*テントのサイズは、それぞれ違うが概ね横幅8mx奥行4mくらいか!

 高さは、腰をかがめて歩行できるくらいの1.2−1.5mくらい。

 

*テントの入口は、扉など無く開放されていて、風が自由に出入している。

 

*テント内の下は岩盤であるため僅かなでこぼこがあり、若干傾斜している所もある。

 

*テント内といえども屋根はしっかりとビニールで出来ているが、壁に当たる周囲は目の粗いもので

 出来ていて風は容易に吹きぬけ、ガスが滞留しないようになっている。

 

    テント内には何ヶ所か地下からのガスが微量に吹き出ている場所がありそこは避けねばならない。そこに着替えの衣類などを置いておくと、ガスにより生地が傷められてボロボロになる恐れがある由。

 

    混んでいる時はお互い様なので、詰めあって横にならねばならない。夏などはテントの外で、空きを30-40分近く待たねばならない。

 

岩盤浴に必要なもの

一人用ゴザ(旅館の売店でも手に入る)、

○(体にかける)毛布やタオルケット

○(保温のための)ビニールシートやレジャーシート(売店でも手に入る)、

○(現場には脱衣所や荷物置場が無いので着替えや持参した荷物を入れる)袋やバッグ

(激しく汗をかくので)着替え

○(冬であれば)長靴

(人出の少ない深夜や早朝には無灯の岩盤欲の場所へ行くために)懐中電灯

汗拭き用)タオル

 

玉川温泉と放射能

玉川温泉では、強酸性の入浴、岩盤浴のほかに意識的に「放射能」を浴びることを目的にしている人も多い。
個人で放射能を測定する測定器を持参して、温泉一帯で放射能レベルの高い所を探して、そこでジッと腰をおろして長時間居る人もいる。
「大噴の湯」を中心に、その下流に強く反応するという。そのレベルは、0.4ミリレントゲンであり、その場所に12時間滞留したとして4.8ミリレントゲンとなり、1日5ミリレントゲンと定められている最大許容量以下で、人体に対して安全なレベルとのことだ。

(参考:「玉川温泉 湯治の手びき」杉江忠之助著 玉川温泉研究会発行)

 

<参考:名湯「玉川温泉」十和田八幡平(1)   を読む>

      <参考:十和田八幡平 名湯「玉川温泉」(2) を読む>

   <参考:十和田八幡平 名湯「玉川温泉」(3)を読む>


Posted by tomato1111 at 00:05│忙中閑