皮肉なことに退職をして自由な時間があると本を読む機会がめっきり減った。あの通勤時間がなくなったせいかも知れない。
ある人との会話で、「国家の品格」という本が面白いと聞き早速読んでみたが、歯切れがよくテンポもよく、物事をズバズバと断言していく内容に引き込まれて一気に読んだ。
皮肉なことに退職をして自由な時間があると本を読む機会がめっきり減った。あの通勤時間がなくなったせいかも知れない。
ある人との会話で、「国家の品格」という本が面白いと聞き早速読んでみたが、歯切れがよくテンポもよく、物事をズバズバと断言していく内容に引き込まれて一気に読んだ。
今の世相をみて筆者 藤原正彦氏は、論理的な考え方や物事を見ることに対して限界がある、論理だけでは世界が破綻するとして 4つの理由を掲げている。
また平等が自由世界の心地よい言葉であるが、これも欧米のひねり出した耳当たりのよい美辞にすぎないとし、日本に古来からある考え方 「惻隠(そくいん)」で対応すべきあると説いている。惻隠とは、弱者・敗者・虐げられたものへの思いやり。そして惻隠をあらわしているのが「武士道精神」であるとする。
そのために論理とか合理でなく、日本人が持っている「情緒」、あるいは伝統に由来する「形(かたち)」を見直していこうと提案する。
本の帯にある内容を紹介する言葉を列挙すると、
○資本主義の勝利は幻想 ○情緒の文明を誇れ ○英語より国語と漢字 ○論理の限界を知る ○卑怯(ひきょう)を憎む心、惻隠の情の大切さ ○跪く(ひざまずく)心を忘れない ○武士道精神の復興を ○古典を読め ○家族愛、郷土愛、祖国愛、人類愛 ○国際貢献など不要 ○重要なのは「文学」と「芸術」と「数学」 ○真のエリートを求める
テレビの報道によると平成18年流行語のトップは、この本のタイトルにある「品格」であるとか!またこの本は平成18年の書籍発行部数 ナンバーワンであるとも報じていた。
「国家の品格」 筆者:藤原正彦(作家 新田次郎と藤原ていの次男)
発行所:株式会社 新潮社
新潮新書、定価680円(税別)
やまざる
川崎市黒川(当時の住所表示)の農家に生れる。
来世も菩提寺である黒川の西光寺で、永遠の眠りにつく。
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