12月の誕生色は、小雪が舞う季節の藍白色(あいはくしょく)ということになっています。菫(すみれ)は早春に咲く花ですが、返り咲きすることが多く、十二月に花を咲かせることもめずらしくないそうです。
12月の誕生色は、小雪が舞う季節の藍白色(あいはくしょく)ということになっています。菫(すみれ)は早春に咲く花ですが、返り咲きすることが多く、十二月に花を咲かせることもめずらしくないそうです。
可愛らしくうつむいた花が、この季節に、遠慮がちに返り咲く姿はいじらしいですね。
「すみれ」の語源は、二説あって、まず、「墨入れ(すみいれ)」が変化したという説。
花が昔の墨入れに似ているからだそうです。
もうひとつは、「摘み(つみ)入れ草」からきたという説。
摘む花といえば、菫(すみれ)が代表的な花だったそうです。それだけ親しまれてきた花なのですね。
返り咲きの菫(すみれ)が小雪の中で揺れる風景。
「忘れないで」とささやきかける、今年一年の淡い思い出のようです。
(出典:「美人の日本語」山下景子著 幻冬舎)
(写真:季節の花 300)
やまざる
川崎市黒川(当時の住所表示)の農家に生れる。
来世も菩提寺である黒川の西光寺で、永遠の眠りにつく。
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