2006年09月17日

大祭に備えて神社の草刈

天王様の草刈2今年の汁守神社秋の例大祭は、10月1日(日)。

例大祭に備えて、汁守神社境内の草刈が9月17日(日)朝8時から氏子(うじこ)によって行われた。当日は、90人近い氏子が草刈用鎌、エンジン式刈払機などを持参して神社に集合。男氏が用事がある場合には女氏が参加して、草むしり作業などを担当。


およそ2000坪近い汁守神社境内の隅々まで、手入れを行って10月1日の当日を迎える準備が整いつつある。

 

営々と引き継がれる汁守神社の氏子達は、汁守神社を敬服し責任を全うするために一人残らず協力している。神社に関するまつりごとがある場合には、神社と境内を清掃し清めるための労働奉仕がある。また神社の建物や設備の更新、まつりごとの経費負担などの金銭的な奉仕・負担がある。

こうしてこれからも汁守神社は、未来にわたって氏子達によって護られ引き継がれていく。

 

毎年恒例の秋の例大祭に備えた草刈も、氏子が参加できない場合には不参加金を支払うことになっている。

また例大祭参加運営費も氏子全員が支払う義務があり、毎年氏子は負担している。これらの費用によってお祭りが実行されるのである。

こうして地域に密着した黒川の鎮守様は、黒川に住む人たち、黒川に縁があった人たちの心のふる里として、未来永劫に亘り、氏子達によって護られていく。

 

<追補>

わたしの家には、汁守神社専用の草刈鎌と砥石があります。亡き父が、汁守神社の草刈の時だけに使用していた鎌で、畑や田んぼの草刈には一切使用しません。わたしも父の意思を継ぎ、大事に手入れをし丁寧に使うよう心がけています。