2006年08月11日

ブルーベリー畑に防鳥ネット設置

防鳥ネット1わずか40本植えてある4年物のブルーベリー畑に、防鳥ネットを設置した。付近に人家がないため、鳥と盗人の格好のターゲットになっていたので、これで一安心。


5月末から6月初旬に最盛期を迎える早生のブルーベリーが10本あり、それらは今年 順調に多くの花が咲き多くの実をつけていて収穫を楽しみにしていた。隣の農地のおじさんも今年のブルーベリーの出来は素晴らしいとほめられていたのだが。少しでも長い時間 畑において熟成を待ち甘味をつけようとしていたのだが。

 

収穫を楽しみにある日 畑に行ったら、熟成していたブルーベリーは余すことなく畑から消え去っていた。鳥が食べたら木の根っこにつまんだ実が落ちているのだがそれもない。自分が目撃をしていないので確かなことはいえないが、人間が一粒一粒 手でつまんだに違いない。盗まれたのだ(と思う)。開発される前の のどかな黒川ではありえなかったことだ。

 

鳥たち、ヒヨドリは群れでやってきてブルーベリーの実を一粒づつ口にくわえて持ち去り、別の場所で食べている。雀たちも集団でやってきて、これはブルーベリーの実を面白がって口を使って下に落として遊んでいるのが多い。キジの親子も、熟したブルーベリーをデザート代わりに食べに来る。しかし、食べる量にはおのずと限界があり全部を食べつくすと言うことはない。

 

防鳥ネット295%は黒川の自然がブルーベリーを育てているのだが、その収穫物を無断で持っていくということに潔しとしない気持ちがあり、農協に依頼して今回の防鳥ネットの設置となった。プロの職人が5人、一日半をかけて設置してくれた。高さ2.5m、網の目の細かさは1.9cmと小さく、さすがのヒヨドリでさえ侵入は不可能だ。4cm四方のネットであればヒヨドリは空中で瞬間的に両翼を体につけた姿勢をとり、ネットの中への出入は自由に行う。見ていてさすがだと思う。2−3回はネットに当たって侵入できないがそのうち両翼をつぼめて入ることを学習する。

 

趣味で作っており出荷はしていないブルーベリーであるが、これで鳥の食害と頭の黒い二本足の人間様の盗難には気を使わなくても良さそうだ。ネットの中でじっくりとブルーベリーの甘さが増す熟成を待つことが出来る。

 

別の畑に20本のブルーベリーが植えてあり、ここはネットがないので、これからは今まで自由に食べられた40本の畑(ネットを設置した畑)を領域にしていた鳥たちが来るのではないかという不安もある。