2006年08月01日

夢見昼顔

夢見昼顔**炎天下で見る夢**

八月の誕生色は夢見昼顔(ゆめみひるがお)。真夏の野にまどろむ儚げな(はかなげ)昼顔の淡い桃色だそうです。

朝顔、昼顔、夕顔(夜顔)。この中で一番小ぶりで、注目されない花が昼顔です。


昼顔真夏の強烈な陽射し(ひざし)の中で、いかにもまどろむように咲いています。その落ち着いたピンク色も、まばゆい光の中でくっきりと浮かび上がることもありません。

 

朝のさわやかな顔、夕顔の優雅な顔。誰でも、時間によってそれぞれの顔を持っているものですね。

 

昼間の顔は、派手さはありませんが、炎天下でも決してしおれることなく、まぶしい夢を見つづけているようです。

 

    (出典:「美人の日本語」 山下景子著 幻冬舎)

 

(参考:12ヶ月の誕生色とは!)

 

これらは、新潟県の織物工業協同組合が定めた色で、日本ならではの季節感を生かし、淡く優しい色合いと、心惹かれる素敵な名前がつけられています。

... 参考 新潟県・十日町織物工業協同組合(1981きもの誕生色制定) ...

1月 想紅(おもいくれない)
椿の深い紅
7月 咲初小藤(さきぞめこふじ)
紫露草の薄紫色
2月 恋待蕾(こいまちつぼみ)
ふきのとうの黄緑
8月 見昼顔(ゆめみひるがお)
昼顔の薄い紫赤色
3月 夢宵桜(ゆめよいざくら)
山桜の可憐なピンク
9月 恋路十六夜(こいじいざよい)
山ぶどうの紺色
4月 花舞小枝(はなまいこえだ)
小枝の幹の色
10月 想紫苑(おもわれしおん)
桔梗の色
5月 初恋薊(はつこいあざみ)
あざみの深い紫
11月 恋染紅恋(こいそめもみじ)
紅葉の朱色
6月 憧葛(あこがれかずら)
よもぎの緑青色
12月 勿忘菫(わすれなすみれ)
すみれの藍白色

恥ずかしながら、山下景子さんのエッセイを読まなければ、八月の誕生色が「夢見昼顔」と言う名の淡い桃色であると言うことを知らなかったでしょう。それにしても十日町織物工業会の人たちは、なんと素晴らしい色とネーミング、解説をつけたことか。もっと知られてもよいと思う。